見出し画像

「陰陽師」の悪役を演じる 市川猿之助×夢枕獏

晴明のライバル、蘆屋道満の胡散臭くも得難い魅力/市川猿之助×夢枕獏

 平安時代を舞台に、陰陽師・安倍晴明が、親友の源博雅と共に幻術を駆使し、難事件に挑む。作家・夢枕獏氏が30年以上にわたり書き続ける「陰陽師」。これまで映画・マンガ・アニメといったメディアミックスが数多く展開されており、四月大歌舞伎では『瀧夜叉姫』を原作に「新・陰陽師」として上演されている(4月27日まで、歌舞伎座・昼の部にて)。脚本・演出を担うのは市川猿之助氏。さらに猿之助氏は晴明のライバルで老獪な陰陽師・蘆屋道満(あしやどうまん)も演じている。

ここから先は

7,264字 / 3画像
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju

文藝春秋digital

¥900 / 月

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…

「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了しました。今後は「文藝春秋 電子版」https://bunshun.jp/bungeishunju をご利用ください