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稲田俊輔 東海林さだおさんを丸かじり

文・稲田俊輔(料理人/飲食店プロデューサー)

タコの丸かじり』(文春文庫)東海林さだお
 
 中学生の頃から何度も読み返している本です。
 
 ただし当時、僕にとって読書の主な対象はSF小説でした。誰しもが悩みと迷いに塗れるその年頃、それは未来への夢を抱かせてくれるものであり、同時に人間とは何か、生きるとはどういうことか、というテーマを常に突きつけられるものでもありました。

稲田俊輔氏(本人提供)

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