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京極夏彦 病葉草紙 第三話 脾臓虫 中編

【前編のあらすじ】
ときは江戸の中ごろ。長屋をあずかる藤介は、岡っ引きの伍平が、店子の本草学者・久瀬棠庵を訪ねてきたところへ出くわす。高級料亭「うお膳」で一緒に食事をした四人が帰宅後、相ついで死に、店の仲居が首をくくったという。その仲居は、藤介の長屋の店子、幸助の知り合いだった。伍平は仲居頭の登和が怪しいとにらむが。

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