見出し画像

飯間浩明 【に】「日本語と文化」を語ってしまってゴメン 日本語探偵

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです

 さる講演会で「日本語と日本文化」という題で話をしました。この題は主催者の希望によるのですが、ちょっとスケールが大きいですね。司馬遼太郎が話すならともかく。でも、せっかくのご依頼なので、文化史的な状況の変化とともに日本語の姿が変わってきた様子を話しました。もっともらしいでしょう。

 短い時間であれもこれも話すわけにはいかないので、なかでも文体の移り変わりに絞って説明しました。

 日本語の文体には、歴史上、大きく分けて5つの姿があった。これが話の骨子です。まことに大ざっぱであり、文体史の専門家には怒られそうですが、分かりやすさを優先したのです。

ここから先は

724字
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju

文藝春秋digital

¥900 / 月

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…

「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了しました。今後は「文藝春秋 電子版」https://bunshun.jp/bungeishunju をご利用ください