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佐藤健太郎 トランプをシャッフルして元の配列に戻る回数 数字の科学

サイエンスライターの佐藤健太郎氏が世の中に存在する様々な「数字」のヒミツを分析します

 コントラクトブリッジというカードゲームは、52枚のトランプを4人のプレイヤーに13枚ずつ配ってスタートする。この時、4人全員の手札が全て同じスートに揃ってしまうことを「パーフェクトディール」と呼ぶ。これが起きるのは、2000兆分の1のさらに1兆分の1という超低確率なのだが、実際にはこの100年に10回ほど記録されている――という話を前回書いた。実をいうとこのパーフェクトディールは、イカサマなどをしなくても十分に起こり得る。

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