芥川賞と私たち 高瀬隼子×李琴峰×宇佐見りん
宇佐見 高瀬さんとは何度かお茶をしたことがあって。初めてお会いしたときの虫さされパッチ、覚えてますか?
高瀬 えぇ?
宇佐見 私、蚊にさされて腕が赤かったんです。「ごめんなさい、こんな腕で」って言ったら、パッチをくれましたよね。心遣いが嬉しかったのを覚えています。
高瀬 ああ、よかった。余計なことじゃなくてほっとしました。
李 楽しそう(笑)。私は宇佐見さんとは初対面なんです。
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