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司馬遼太郎『坂の上の雲』の組織論 “老舗企業vsベンチャー企業”で読む日露戦争
司馬遼太郎の名作を読み解く短期集中連載の第2回。/片山杜秀(慶應義塾大学教授)×佐藤優(作家・元外務省主任分析官)
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▶︎司馬遼太郎は、日露戦争を“国民の戦争”として描くのと同時に、それを迂回路として「先の戦争」を描いたとも言える
▶︎司馬遼太郎は、一貫して現場主義。現場で働いている人を徹底的に描いている
▶︎『坂の上の雲』が多くの企業人に読まれた理由は、日本海海戦が“チームワ
トランプ政権とバイデン政権 「外交安保」は何が変わるか
★前回の記事はこちら。
※本連載は第54回です。最初から読む方はこちら。
バイデン政権が成立して10日余りがたちました。バイデン政権は内政を重視せざるを得ない事情を抱えていますが、外交面で言えば、トランプ政権からの転換が際立つであろう環境政策以外に、対中政策をどうするのかが注目されていました。現状では、中国に対する態度に関してはメッセージ性に苦心しているようです。
まずバイデン政権は、
歩きながら思考する|ハルノ宵子
著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、ハルノ宵子(漫画家)です。
吉本隆明ってオヤジ、人様にはどんな風に映っていたのだろうか? 若い人にとっては、もはや歴史上(?)の人物みたいなもんで、名前くらいしか知らない、思想家のスゴイ人だろう。かつての論敵にとっては、とにかく執念深い、こじらすとやっかいな狂犬みたいなヤツ、だったことだろう。付き合いのあった編集者の方々にとっては、エラぶったと
連載小説「李王家の縁談」#14 |林真理子
【前号まで】
昭和六年(一九三一)十二月。梨本宮伊都子妃の娘方子のもとに男の子が生まれた。方子とその夫李垠は彼を玖と名付け、「二十九代の李王家の王」の誕生を心底喜んだ。翌年、方子の義妹徳恵のもとに女の子が生まれる。よろこびごとの続く伊都子の心に、精神病を患う徳恵だけが影を落としていた。
★前回の話を読む。
【初対談】安藤優子×有働由美子「だからニュースキャスターはやめられない」
news zeroメインキャスターの有働さんが“時代を作った人たち”の本音に迫る対談企画「有働由美子のマイフェアパーソン」。今回のゲストはキャスターの安藤優子さんです。実は対談するのは初という2人。ニュースキャスターとしての熱い思いを語り合ってくれました。
安藤氏(左)と有働氏(右)
民放の“顔”が初共演。初めて語る生放送の舞台裏
有働 こうしてお話しさせていただくのは今回が初めてですよね。私