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記事一覧

『存在と時間』 マルティン・ハイデガー(前編)|福田和也「最強の教養書10」#10

人類の栄光と悲惨、叡智と愚かさを鮮烈に刻み付けた書物を、ひとは「古典」と呼ぶ。人間知性の可能性と限界をわきまえ、身に浸み込ませることを「教養」という。こんな時代…

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尾身茂コロナ分科会会長インタビュー「マスクはいつになったら外せるのか」|【連載】専門家、コロナを語る。#2

3度目の緊急事態宣言発出から1週間が経過した。全国で感染者増のトレンドは衰えない中、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の分科会長の尾身茂氏は28日、東京五輪に…

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【連載・最終回】EXILEになれなくて #26|小林直己

第四幕 小林直己* ★前回はこちら ★最初から読む 七場 世界へ、そして未来へ展開するLDH   2021年4月、新型ウイルスの蔓延を防ぐため、日本では3回目となる緊急事…

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【アーカイブ動画】上出遼平×石戸諭「レガシーメディアの逆襲——テレビと出版の未来について」

<<このイベントは終了しました。アーカイブが以下にあります>> ◆レガシーメディアの挑戦者2人が初の対談インターネット全盛の今、テレビ・新聞・雑誌は「レガシーメディ…

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あいにいきたい|おとど

文・おとど(桂浜水族館公式マスコットキャラクター) このような話は幾度となく綴ってきた。インタビュアーは、当時の苦労話を聞きたがり、こちらがマイクに向かって少し…

ヒットラー日記|アドルフ・ヒットラー【文藝春秋アーカイブス】

ヒトラーは第二次世界大戦の緒戦当時から、気を許した側近だけを集め、食事をともにしながら大いに語るならわしだった。1941年7月、マルチン・ボルマンの検閲を受けるとい…

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『存在と時間』 マルティン・ハイデガー(前編)|福田和也「最強の教養書10」#10

『存在と時間』 マルティン・ハイデガー(前編)|福田和也「最強の教養書10」#10

人類の栄光と悲惨、叡智と愚かさを鮮烈に刻み付けた書物を、ひとは「古典」と呼ぶ。人間知性の可能性と限界をわきまえ、身に浸み込ませることを「教養」という。こんな時代だからこそ、あらためて読みたい10冊を博覧強記の批評家、福田和也がピックアップ。今回は、ハイデガーによる、この1冊。(前編)

私は眠れない子供であった。

ベッドに入って、目をつぶっても、意識が覚醒していて、眠りの世界に入っていけない。

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尾身茂コロナ分科会会長インタビュー「マスクはいつになったら外せるのか」|【連載】専門家、コロナを語る。#2

尾身茂コロナ分科会会長インタビュー「マスクはいつになったら外せるのか」|【連載】専門家、コロナを語る。#2

3度目の緊急事態宣言発出から1週間が経過した。全国で感染者増のトレンドは衰えない中、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の分科会長の尾身茂氏は28日、東京五輪について「開催に関する議論をしっかりすべき時期に来ている」と発言して再び注目を集めた。

「宣言の後」はどうなるのか、「マスクを外せる日」について尾身氏に訊いた。/文&写真・広野真嗣(ノンフィクション作家)

緊急事態宣言が決定された直後

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【連載・最終回】EXILEになれなくて #26|小林直己

【連載・最終回】EXILEになれなくて #26|小林直己

第四幕 小林直己*

★前回はこちら
★最初から読む

七場 世界へ、そして未来へ展開するLDH 

 2021年4月、新型ウイルスの蔓延を防ぐため、日本では3回目となる緊急事態宣言が発出された。世界中で、未知のウイルスへの対抗策としてさまざまな方法が議論されている。ワクチン接種が進んでいる国では、これまでの大変な状況から脱する可能性も見え始めている。ウイルスとともに過ごしてきた昨年からの日々は今

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【アーカイブ動画】上出遼平×石戸諭「レガシーメディアの逆襲——テレビと出版の未来について」

【アーカイブ動画】上出遼平×石戸諭「レガシーメディアの逆襲——テレビと出版の未来について」

<<このイベントは終了しました。アーカイブが以下にあります>>

◆レガシーメディアの挑戦者2人が初の対談インターネット全盛の今、テレビ・新聞・雑誌は「レガシーメディア」とも呼ばれます。

時流に乗って次々と勃興するウェブメディア。一方で、レガシーメディアに投げかけられる言葉は「閉塞感」「斜陽」「衰退」……と暗いものが目立ちます。このままレガシーメディアは過去の産物として、時代に取り残されてしまう

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あいにいきたい|おとど

あいにいきたい|おとど

文・おとど(桂浜水族館公式マスコットキャラクター)

このような話は幾度となく綴ってきた。インタビュアーは、当時の苦労話を聞きたがり、こちらがマイクに向かって少し大げさな「苦労話」とやらをお涙頂戴と言わんばかりに語れば、世間はお約束通りに同情するだろう。しかし、実際のところ当事者としては、困ったことにこれといった苦労が思い出せない。酒の一杯でも飲めば、記憶の引き出しの鍵が開いて話は変わるかもしれな

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ヒットラー日記|アドルフ・ヒットラー【文藝春秋アーカイブス】

ヒットラー日記|アドルフ・ヒットラー【文藝春秋アーカイブス】

ヒトラーは第二次世界大戦の緒戦当時から、気を許した側近だけを集め、食事をともにしながら大いに語るならわしだった。1941年7月、マルチン・ボルマンの検閲を受けるという条件を付け、党の職員に速記をとらせることを許可した。ボルマンは最も信任の厚かった副官で、1945年4月30日にヒットラーの命令で総統を銃殺したともいわれる人物である。この記録は降伏の約半年前の1944年11月まで取り続けられたが、最後

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