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季節の風をそっと届けたい 至福の贈り物 第12回
最近の私の小説は、在原業平や小野小町を題材にしており、古典に親しむ日々を送っています。
数年前に小倉山荘さんの「をぐら山春秋」に出会い、小説の取材先にお礼として贈るようになりました。一つの小袋に8種類のあられが入っていて、桜、紅葉、初霜など、四季を表現しています。目にも楽しいし、季節の風がそっと吹き込んでくるよう。袋の中のトレイには百人一首の歌が印刷されていて、それを読むのも楽しみです。
私が
昆布と松茸を炊いた兵庫の味の芸術品、有明海産海苔が美しい漆黒スイーツ……|目耳口
昆布と松茸を炊いた兵庫の味の芸術品北海道羅臼産の天然昆布と大きく切られた松茸が入った、丹波屋が誇る贅沢な佃煮。まろやかな丸大豆醬油や灘の清酒など選りすぐりの調味料と手間を惜しまない伝統の手作り製法が、肉厚で味わい深い昆布と松茸の旨みを生かしている。ご飯に合う最高のご馳走として、食通の方へのギフトにもぜひ。
食事を美味しくする新発想のカトラリー鉱物由来の素材、ジルコニアで出来た注目のカトラリー。金
同級生交歓 広島大学附属高等学校 昭和56年卒
(右から)
内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長 迫井正深
環境省前地球環境審議官 正田寛
キリンホールディングス常務執行役員 坪井純子
一橋大学経済研究所教授 渡部敏明
ジェイアール東日本企画代表取締役社長 赤石良治41年前、広島を離れ大志を抱いて降り立った懐かしの東京駅にて同級生交歓。
首相動静に頻繁に名を記す迫井は、生徒会長や応援団員を務めるなど往時からリーダー的存在。医学部に進
同級生交歓 福岡県立修猷館高等学校 昭和47年卒
(右から)
ふくおかフィナンシャルグループ・福岡銀行代表取締役会長 柴戸隆成
太宰府天満宮最高顧問 西高辻信良
福岡商工会議所会頭・西日本シティ銀行代表取締役会長 谷川浩道我々3人は昭和47年に修猷館を卒業した。谷川と西高辻は福岡教育大学附属福岡中学校、西高辻と柴戸は慶應義塾大学でも学び舎を共にした。そして現在、3人は同じ福岡ロータリー倶楽部に所属して定期的に顔を合わせており、半世紀を越える長い付
山﨑修平「蛎殻町を過ぎたあたりの」 詩
蛎殻町を過ぎたあたりの路地裏をどうして知っていたのだ
私たちはおそらくこれは最初であり
最後でもあることを分かっていた
隅田川の水面のわずかな揺らぎ、風はまもなく止みそうだ
流れに身を任せて噛み砕かれて溶けてゆくのだろう
不細工な高層ビル、下のバルにはにんげんが集う
あの赤ワインのあの渋みのことを知っていたとして
けれど紛れもない、これが私たちの姿
築地のはずれにバスは着いたようだ