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#みんなの文藝春秋

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「私は頼まれて物を云うことに飽いた。自分で考えていることを、読者や編集者に気兼なしに、自由な心持で云ってみたい」。「文藝春秋」を創刊した理由として、作家・菊池寛はこう言いました。… もっと読む
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2020年12月の記事一覧

【つぶやき】大袈裟な愛で小さなことを。

人には、大きい死と小さい死が存在するという話をニュースで耳にしました。 大きい死とは、肉…

風化した街と流れ続ける事象

都会の中心から1時間。たったそれだけの距離で、景色は風化し、時間はスピードを緩める。 一…

マスクに年末のご挨拶

例年通りの大掃除の合い間に一息つきました。 机に無造作に置いたマスクを見ていると、世界を…

Daimaru
1年前

短歌〜鏡心の短歌15「自慢の母娘(おやこ)」(9首)まとめ*無料記事です*

お互いに 自慢の母娘(おやこ)の 称号を 欲していたのだ 夏の坂道 《鏡心の短歌=ココロそ…

『途上、中間』 透

「『あの世』って、天国かな地獄かな」  横から声がした。私は、遠くを見つめたまま、少しだ…

熟々    澄淫田紬

 ツメタイ。  歯軋リガ、残響ス。  錆ビタ鉄ガ、刺ス。  光ガ、コジ開ケル。  頭ヲ、揺ス…

僕と彼女と彼女 時雨

僕と彼女の朝食はわりと質素だと思う。 粗食を選んでいるとか、貧乏だからというわけではない。 2人とも、起きてからテキパキ動けるようになるまで時間がかかるから、早めに起きてもたくさん食べられないのだ。 白いご飯を茶碗に半分と味噌汁と漬け物と玉子焼き。 低いテーブルの前にクッションを敷いて向かい合って食べる。 テレビが点いていたり、いなかったり。 僕は25歳で彼女は23歳。 付き合って4年で同棲してから3年。 結婚しようかなんていう話が出ないのは僕も彼女もそういった形式的なもの

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名前は「呪い」で「祈り」で「願い」なのだ。

僕にとって自分の名前は、どこまでもついてくる重荷、いわば「呪い」だ。 目につくたびに意識…