#みんなの文藝春秋

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『途上、中間』 透

「『あの世』って、天国かな地獄かな」  横から声がした。私は、遠くを見つめたまま、少しだ…

熟々    ムジナ・シードル

 ツメタイ。  歯軋リガ、残響ス。  錆ビタ鉄ガ、刺ス。  光ガ、コジ開ケル。  頭ヲ、揺ス…

僕と彼女と彼女 時雨

僕と彼女の朝食はわりと質素だと思う。 粗食を選んでいるとか、貧乏だからというわけではない…