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#みんなの文藝春秋

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「私は頼まれて物を云うことに飽いた。自分で考えていることを、読者や編集者に気兼なしに、自由な心持で云ってみたい」。「文藝春秋」を創刊した理由として、作家・菊池寛はこう言いました。… もっと読む
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#エッセイ

はじめて短歌

短歌とは海だと言い切るあんたには悪口のための詩だと言い切る 可愛いと愛想笑いした空中で魔…

山本ゆ似子
2か月前

死者を冒涜してはいけないって誰が決めたんだろう? 生きていたときの功罪が死によっ…

この人の「批評」を読むために、半年に一度文藝春秋を買ってました。 「あきらかに読んでな…

Yuki Satoh
5か月前

洗濯物のタイムライン

物干し竿で揺れているからだは 風に吹かれ 代わりに生きていてくれる 優秀な建築家たちは な…

山本ゆ似子
6か月前

祖父が83年間購読している文藝春秋とわたしのこれから

101歳の祖父には、83年間毎月購読し続けている本がある。 ”文藝春秋” 祖父は、18歳の頃か…

リコ
5か月前

代替可能なきみの

きみのその せいぶつ としての輝きを ひとつひとつ数えて書き留めてある くしゃみ1 くしゃみ…

山本ゆ似子
6か月前

ふたり

色鮮やかなきみは 高画素機を怖がるし 顕微鏡も覗けない 生きたい叫びは やさしい方がよく見…

山本ゆ似子
7か月前

物語を愛するとは、報われない片想いをし続けるということかもしれない

 私は、物語が好きだ。  自分の生きている ”現実” との境目が分からなくなるくらいに、物語に依存して生きている。  とりわけ、小説として描かれる物語が好きだ。  小説、つまり本という形をとった物語は、表紙を除けば、ほとんど絵はないし、音も出ない。  ただ文字がひたすらに、数百ページにわたって印刷されているだけ。  それなのに、私にはその世界が見えるし、聞こえるし、香りや風さえも感じられる。  何とも不思議で、とってもいい。  夢中で読書しているとき(いわゆるゾーンに入

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2019年公開の「ジョーカー」は、そんなに単純な物語ではなかったはずだ。

最近、陰惨な事件が起きたばかりだ。 私の生まれ故郷でもあるため、初めてニュースを見たとき…

当麻 あい
8か月前

はじめて母娘になった日

近く、結婚をする。 しかも、コロナ禍で。 はじめ、母は、反対していた。 3ヶ月ぶりに会った…

当麻 あい
9か月前

コラム

〈小林秀雄 試論〉   1.はじめに     作品は何処へ帰着するのか、という問いが、批評に…

よかぜ
10か月前

映画「はじまりへの旅」("Captain Fantastic")

聞いたことのない映画だった。 映画「はじまりへの旅」(原題:Captain Fantastic)(2016)…

読書人間📚『ハコブネ』村田沙耶香

『ハコブネ』  著者 / 村田沙耶香 ざっと性的マイノリティのお話。 "クレイジー村田"と言…

村田千沙
11か月前

ボクサー犬版モノポリー

「人生ゲーム」はなじみが深かったが、同じくらい古いボードゲームの「モノポリー」は、自分の…

エッセイ/深夜の

久しぶりにガンプラを作った。小さなSDガンダム。二頭身のかわいいやつだ。購入したのは1ヶ月ほど前なのだが、疲れていたのかなかなか組み立てる気になれなく、ようやく先日の深夜に組み立てたいという衝動にかられ、取り憑かれたかの様にガンプラを組み立てた。 深夜にガンプラを作るという子供の頃ならば確実に母親に怒られるであろう行為を、堂々と自室の蛍光灯を全開にして組み上げるのは大人の特権である。はじめはガンダムのテーマソングをガンガンにかけながら作業していたが、組み立てが複雑になるにつ

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