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#みんなの文藝春秋

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「私は頼まれて物を云うことに飽いた。自分で考えていることを、読者や編集者に気兼なしに、自由な心持で云ってみたい」。「文藝春秋」を創刊した理由として、作家・菊池寛はこう言いました。… もっと読む
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#エッセイ

洗濯物のタイムライン

物干し竿で揺れているからだは 風に吹かれ 代わりに生きていてくれる 優秀な建築家たちは な…

2週間前

祖父が83年間購読している文藝春秋とわたしのこれから

101歳の祖父には、83年間毎月購読し続けている本がある。 ”文藝春秋” 祖父は、18歳の頃か…

6日前

代替可能なきみの

きみのその せいぶつ としての輝きを ひとつひとつ数えて書き留めてある くしゃみ1 くしゃみ…

1か月前

ふたり

色鮮やかなきみは 高画素機を怖がるし 顕微鏡も覗けない 生きたい叫びは やさしい方がよく見…

1か月前

小説の感想は命がけ!

仕事柄、よく小説を読む。エンタメ系が多い。あまり興味はない。個人的には純文学が好き。私小…

1か月前

物語を愛するとは、報われない片想いをし続けるということかもしれない

 私は、物語が好きだ。  自分の生きている ”現実” との境目が分からなくなるくらいに、…

2か月前

2019年公開の「ジョーカー」は、そんなに単純な物語ではなかったはずだ。

最近、陰惨な事件が起きたばかりだ。 私の生まれ故郷でもあるため、初めてニュースを見たときは、目を見張った。 事件の初見の印象は、京王電鉄内で起きた殺傷事件。 さらに火を用いたテロルのようなものであり、10月31日ということもあり、危険ドラッグなどの常用者による犯行かと思っていた。 しかし、翌日、友人からきたラインで、驚いたのは、犯人がジョーカーの格好をしていた、という情報であった。 私は、ほんの少しだけ興味を引かれ、ネットニュース上で「ジョーカー事件」の詳細を見てみ

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エッセイ「編集者・粕谷一希さんとの思い出」Vol.10

編プロに入社し3年経った。別のシリーズで書いた小説家・小島信夫さんとの仕事も、この頃。 …

3か月前

小説執筆、1作に集中した方がいいのか

原稿用紙800枚くらいの小説を書いている。 昔、区切りの第二部終了で500枚くらいまで書いて、…

4か月前

はじめて母娘になった日

近く、結婚をする。 しかも、コロナ禍で。 はじめ、母は、反対していた。 3ヶ月ぶりに会った…

3か月前

エッセイ「編集者・粕谷一希さんとの思い出」Vol.2

粕谷一希さんの著書『中央公論社と私』から、粕谷さんの人物像に迫ってみたい。僕の粕谷さんと…

3か月前

小説に音楽は必要なのか

1週間くらい、noteを離れていた。本業のホームページの更新のためだった。ずっとサボっていた…

4か月前

コラム

〈小林秀雄 試論〉   1.はじめに     作品は何処へ帰着するのか、という問いが、批評に…

4か月前

小説の文体には手も足も出ない

おかげさまで、わたくしの小説論らしきもの、自戒と自省を込めているシリーズですが、いろいろな方に読んでいただけて、嬉しさ半分、怖さ半分です。 基本的に「小説はこう書かなければいけない」と言っているつもりはない。あくまで自身の備忘録として書いている。僕が振り返り用として書いているものなので、真似すると頭が混乱してしまう場合もある。自身に合った小説の書き方があるはず。 文体は、手も足も出ない。 ■文体は変えようがない 文体は血と汗と涙。根性論ではない。人間の血と汗と涙は自身

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