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#みんなの文藝春秋

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「私は頼まれて物を云うことに飽いた。自分で考えていることを、読者や編集者に気兼なしに、自由な心持で云ってみたい」。「文藝春秋」を創刊した理由として、作家・菊池寛はこう言いました。… もっと読む
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#短編小説

Possibility of Literature as world's companion〉(2)【吉本隆明の思想 主に共同幻…

問1  ここで改めて『共同幻想論』を読み込もうとするならば、現実を目の前にした格差を助長す…

よかぜ
1か月前

ショートショート 『月が綺麗ですね』

 ドン、と花火の打ち上がる音の合間に、草むらの鈴虫がリリリ、とすだく。徹は空から目を落と…

【短編小説】夢記録

 夢を残しておくことにした。  なんてことはないよ。枕元に100均で買ったメモ用の小さなノー…

七藤 隼
6か月前

短編小説 #9 夢の回廊 I 夢の回廊(終)

そこは3つの扉が並んでいた 長い冒険が終わり、僕は小さな空間へ戻ってきた そこに一人のクピ…

Shin_Kuma
10か月前

小説『虹の振り子』02

第1話(01)は、こちらから、どうぞ。 第1章:翔子ーフライト02「ブレックファストだよ」 …

deko
10か月前

短編小説 #5 橙の星 I 夢の回廊

僕は橙色に輝く星へ向かった 橙色の星は砂漠の星だった 一面を砂で覆われている。所々土地が隆…

Shin_Kuma
10か月前

中上健次論1

「中上健次の三部作について」の予説    紀州の作家 中上健次の 「岬」、「枯木灘」に続く 「アキユキ」物語の最終章にあたるのが、「地の果て 至上の時」である。  昭和に青春時代を送ったものにはこの小説のなかの「路地」なるものは、見慣れたものである。なぜなら「路地」とは、それまでの、また当時の日本社会の当たり前の生活空間だったからだ。これを世界史の段階の中で置き換えるとアジア的な世界観の支配する社会ということになるだろうか?世界史という概念は、西欧思想の一つの大きな観念的な枠

スキ
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『夏の花束』

 太陽は、とても強い光を放っていた。  蝉がひっきりなしに大声で鳴いていた。あんなに小さ…

透
1年前

【超短編】 あんびばれんと

料理が作れないため、男性側は買い出しとなった。 南村さんと小坂さんという若い人と、 ご飯…

秋
2年前