立憲民主党が「就職氷河期世代」を取りに行く戦略は正しいのか|三浦瑠麗
★前回の記事はこちら。
※本連載は第20回です。最初から読む方はこちら。
先週、社会政策の革新性をめぐる争いが、10年後、20年後の政党にとって主戦場となるだろうという問題提起をしました。なぜかと言えば、外交安保が主要な対立軸でなくなれば、人間が行う政治というものの特質上、何か他のイデオロギー対立が生み出される傾向にあるからです。従って、リバタリアン(経済成長重視で社会的にはリベラルな人びと)をめぐる分捕り合戦が激化するだろう、と私は予測しています。
いま、自民党と立