武豊 還暦で5000勝宣言 片山良三 100周年記念企画「100年の100人」
史上最多の4310勝(11月21日時点)を誇る武豊(52)。2位岡部幸雄騎手の2943勝という数字をみると、驚異的なペースで勝ってきたことがよくわかる。デビューから取材をつづける競馬ジャーナリストの片山良三氏が上昇志向の原点を明かす。/文・片山良三(競馬ジャーナリスト)
「家ではオカンに叱られてばかり」の父・武邦彦は、外に出ると誰からも尊敬を集める存在だった。その父のカッコ良さに憧れて、騎手になると決めたのが10歳のときだ。身近なお手本をなぞることでジョッキーとしての正しい