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文藝春秋digital

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文藝春秋digital読者の皆さまへ、編集長より最後のお願い【「文藝春秋 電子版」1年無料プランのご案内】《このキャンペーンは終了しました》

5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまいます

【医師が教える】コロナ禍で健康を維持するための「食事・睡眠・検査」絶対レシピ

私たちが日ごろ心がけていることをお教えします。/牧田善二(AGE牧田クリニック)×渡辺賢治修琴堂大塚医院院長、司会・構成=森省歩 <summary> ▶︎日を浴びながら運動すると、血行が良くなるとともに筋力がつき、ビタミンDも生成される。これらはすべてウイルスに対する抵抗力を増す ▶︎アルコールは血糖値を下げますから、お酒をうまく飲むと痩せる。「ビールで太る」とされているのは、糖質が多く、早く飲むから ▶︎イザという時のために、いい医者のいる救急搬送先を事前に調べておくこと

「歯周病」の恐ろしさは歯を失うことではない。全身の臓器の重大疾患を引き起こす!

万病のもと「歯周病」に気をつけろ——。/天野敦雄(大阪大学歯学部教授) 取材・構成=長田昭二 <summary> ▶︎歯周病には大きく「不潔性」と「感染性」の2種類があり、厄介なのは感染性の歯周病 ▶︎歯周病の恐ろしいところは、歯を失うだけでなく、歯や歯茎とは一見接点のなさそうな全身の臓器に起きる重大疾患と大きな関係を持っていること ▶︎健康長寿のためには歯周病を予防することが不可欠ということは歯科だけでなく医科を通じた医療界全体の共通認識になってきている 天野氏 「予

認知症、心疾患、がん……コロナ時代「健康の新常識」

外出が少なくなるコロナ時代、健康で過ごすには何に気を付ければよいのだろうか。専門医が教える「おさえるべきポイント」。/取材・構成=鳥集徹(ジャーナリスト) <summary> ▶︎【認知症】外出自粛が続くと、認知機能や認知機能を悪化させる「負のスパイラル」に陥る危険性がある ▶︎【心疾患】コロナ太りと不摂生で成人病予備軍が増えている。このままでは数年後に重症化する危険性も ▶︎【がん】コロナの感染がさらに拡大したら、がん診療にも制限がかかるかもしれない 「認知症」が接触減

ヨシタケシンスケ 絵本づくりの秘密「逃げてもいい、と伝えたい」

7年前、デビュー作となる絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)が、全国の書店員の選ぶ「MOE絵本屋さん大賞」で1位を獲得。以来、絵本を出すたび話題を集め、数々の賞を受賞してきた絵本作家・ヨシタケシンスケ氏(47)。2017年には、12万人の小学生が「今まで読んだなかで一番おもしろい本」を一冊投票する「“こどもの本”総選挙」で、上位10作中4作をヨシタケ氏の作品が占めた。 やわらかなイラストと、クスッと笑って心を緩めることばが今、子どもばかりか大人をも引きつけて離さない。

「メンズコスメ」売上激増 美しいオジサンになるために男もメイクを!

ジョージ・クルーニー、堺正章、吉田鋼太郎……“愛されるオジサン”になるために必要なことは?/文・齋藤薫(美容ジャーナリスト) <この記事のポイント> ●男性用コスメ市場が急成長。男のメイクは何ら恥ずべきことでないという見方が一気に主流になってきた ●男は若さには作り出せない魅力を“逆転のエイジング”で成立させる ●今後男たちを悩ませるのは、肌の衰え。男が歳をとっても美しいかどうかは、最低限の気遣い次第 男性用コスメの潮目が変わった 『男子に何が美容料だ! とおっしゃるな』

サウナにハマって研究に明け暮れた医師が教える「ととのう」の正体

昨今、大ブームが巻き起こっているサウナ。自身も毎日通うという愛好家の医師が教える「正しいサウナの入り方」とは。/文・加藤容崇(慶應義塾大学医学部特任助教) <この記事のポイント> ●サウナは、身体の疲労回復に効くだけでなく「脳の疲れ」にも効く。デジタルデトックスに最適 ●「ととのう」を医学的にいうと「急激な温冷刺激による異常感覚」 ●間違った入り方をしている人がいる。「汗をかくほど体が温まった」という認識は間違い 加藤氏 毎日サウナに通うコロナ禍にかかわらず、今サウナが

「コロナ第三波」に備える漢方薬リスト

「感染予防」と「重症化予防」の切り札に感染症に効く薬で冬場を乗り切ろう。/文・森省歩(ジャーナリスト) <この記事のポイント> ●新型コロナの「感染予防」と「重症化予防」の新たな切り札として漢方が注目を集めている ●未病漢方による予防の最大のポイントは「ウイルスの侵入や増殖をいかに早く封じ込めるか」 ●新型コロナに対して治療効果があったとされる漢方薬の日本国内での症例も論文として報告されている 感染症との闘いの歴史 新型コロナウイルス感染症にどう立ち向かい、これをどう克服

“イチローズモルトを作った男”肥土伊知郎とジャパニーズウイスキーの未来

秩父から世界一のウイスキーを——。「イチローズモルト」を作ったベンチャーウイスキー社長・肥土伊知郎氏が描く夢とは?/文・増田晶文(作家) <この記事のポイント> ●今やジャパニーズウイスキーの代名詞ともいえる「イチローズモルト」が誕生するまでの歴史は、苦難の連続だった ●スーパーやディスカウントストアで売る気はゼロ。最初から酒の味で評価してくれるバーテンダーを狙った展開が当たった ●ウイスキーづくりに関しては素人同然だった肥土が短期間で飛躍的に質を向上させた秘密は、義絶寸前

やり過ぎだらけの感染対策「5つの新常識」

盛りすぎた対策は減らしていい。感染症対策のプロが「正しい感染症対策」を教えます。/文・堀成美(感染症対策コンサルタント) <この記事のポイント> ●現在の混乱の多くは古くなった情報や不要なルールに振り回されることで生じている ●感染症対策が行き過ぎており、「やる必要がない」ことも多くある ●その一つが「屋外でのマスク着用」 堀氏 新しい情報を元に感染症対策を検討 私はフリーの感染症対策コンサルタントとして活動する看護師です。国立感染症研究所実地疫学専門家養成コースを修了

外出自粛で大学生の1割が「うつ状態」になっている

秋田大学が8月28日に発表したアンケート調査報告「全国緊急事態宣言による自粛が及ぼす大学生のこころとからだへの影響」によれば、回答者のなんと1割以上に中等度以上のうつ症状が見られたという。次世代の日本社会を担う学生たちの心身に今、何が起きているのか。調査を主導した同大学大学院医学系研究科衛生学・公衆衛生学講座教授の野村恭子氏が、学生たちの置かれた厳しい状況を伝える。 <この記事のポイント> ●「人工的ひきこもり」の結果、うつが簡単に作られてしまった ●運動習慣と相談できる人

アフターコロナを勝ち抜くための「積極的借金術」

不確実性の時代を、私たちはどう生きていけばいいのか。「いったい何をどのように備えればいいの?」と悩む人に贈るアドバイス。ネガティブなイメージがつきまとう「借金」こそが、あなたを救う!? 「経済はエンターテインメント」がモットーのDJ Nobbyがアフターコロナを勝ち抜くヒントをお届けします。 ■DJ Nobby Voicyチャンネル『きのうの経済を毎朝5分で!』(https://voicy.jp/channel/562)パーソナリティ。シティバンク・エヌ・エイに新卒入社し、

新直木賞作家の警鐘「日本人と犬」ペットから家族へ|馳星周

本当の飼い主の元へ戻るため、日本を縦断する一頭の犬・多聞と、様々な事情を抱える人々との出会いを描いた『少年と犬』。馳星周氏はこの作品で、第163回直木賞を受賞したばかりだ。 自身も長年犬と暮らしてきた馳氏。作中の犬・多聞が見せる表情にはどれも実感がこもる。 〈あの犬の目だ。瀕死の重傷を負い、助けを求めているくせに、どこか超然とした目。どうしてあんな目つきをしていたのか、知りたかった〉 〈思慮深そうな目が美羽を捉えている。引き込まれてしまいそうな漆黒の目の奥には、しかし、

私たちはなぜ「自然回帰」するのか|養老孟司×柴咲コウ

女優・柴咲コウさんの強い希望で実現したという養老孟司さんとのZoom対談。物事は移ろいゆく。脳で考えて煮詰まるより身体性に目を向けよう――コロナ禍を生きるヒントを2人が語り合った。/養老孟司(解剖学者)×柴咲コウ(女優) <この記事のポイント> ●柴咲コウさんは、2016年にこれからの持続可能な社会をつくろうと「レトロワグラース」という会社を設立 ●養老孟司さんの目から見て、相当に若い世代の人が、柴咲さんのように自然への関心を抱くようになってきている 「新しい生活様式」で