文藝春秋digital

【赤坂太郎】菅首相「五輪強行開催」9月解散の野望

【赤坂太郎】菅首相「五輪強行開催」9月解散の野望

訪米の成果を自賛する政権。だが足元では学会弱体化と“女性問題”が……。/文・赤坂太郎 <summary> ▶五輪・パラが終了して“感動ムード”の余韻がまだ残る頃に、ワクチン確保が完了。そして9月末に自民党総裁としての任期が終了する前に解散――菅はそんな構図を思い描いている ▶「春解散」は沈静化したものの、会期末の重要法案の処理を見極めながら菅が五輪・パラ前の衆院解散を断行する可能性があるとの見方も、永田町ではくすぶる ▶保守派の代表格である安倍と、国家観なき菅。その2人の微

11
菅首相が党幹部職員に密命を……「4月解散・5月選挙説」急浮上の舞台裏

菅首相が党幹部職員に密命を……「4月解散・5月選挙説」急浮上の舞台裏

総理周辺が煽る春の嵐。その真意やいかに?/文・赤坂太郎 <summary> ▶︎自前の派閥を持たない菅にとって、世論調査は命だ。支持率が下がると無派閥という最大の弱点が露呈する ▶︎「4月に解散しても大丈夫なように準備を進めておいてくれ」。菅は3月中旬、深い信頼を寄せる自民党本部の幹部職員にこう密命を下した ▶︎外は終息が見通せないコロナ禍、内では二階と麻生の対立など主導権争い、そして安倍との微妙な関係で政権基盤が揺らぐ 支持率上昇に拍手してはしゃぐ最高指導者 緊急事態

4
「長男接待問題」「ワクチン接種遅れ」で菅の解散権は封じ込められた

「長男接待問題」「ワクチン接種遅れ」で菅の解散権は封じ込められた

人気凋落のところに痛すぎるワクチン接種遅れ。/文・赤坂太郎 <summary> ▶︎菅の国際舞台における存在感の希薄さが露呈している。事前説明していた内容すら発言できない状態 ▶︎ある議員は選挙ポスターについて「地元の地方議員との2連にしようかと思っている」と話す ▶︎接種計画の遅れは菅の解散戦略に狂いを生じさせた。今、解散に踏み切れば「コロナ軽視」の批判を浴びかねない 菅政権と中国 「中国には市場歪曲的な補助金や知的財産をはじめとする諸問題がある」 ――これは2月1

5
スガーリン独裁が内部崩壊 「菅降ろし」へのカウントダウンが始まった【赤坂太郎】

スガーリン独裁が内部崩壊 「菅降ろし」へのカウントダウンが始まった【赤坂太郎】

支持率回復のための弥縫策は外れるばかり…… 「憲政史上最長最強の剛腕官房長官」で「危機管理のプロ」などともてはやされたのは、わずか4カ月前。首相の菅義偉自身がマスコミを操縦して作り上げた虚像は、永田町雀も驚くほどあっけなく崩壊しつつある。 菅は自民党史上初の無派閥出身の首相でもある。だが、コロナ対策が後手に回って内閣支持率が暴落すると、その無派閥が最大の弱点に転じている。「菅には40人もの無派閥の中堅・若手が付いている」と喧伝されたが、それぞれが菅と個別に結び付いているだ

5
菅政権「支持率急落」の裏で——二階、麻生、安倍の策謀

菅政権「支持率急落」の裏で——二階、麻生、安倍の策謀

「桜」だけでなく「菊」までもが政争の具に?/文・赤坂太郎 <summary> ▶︎安倍政権の経済ブレーンたちが執拗に菅の懐刀デービッド・アトキンソン批判を展開している ▶︎麻生と安倍が早期の解散総選挙の必要性で足並みをそろえ、菅の解散先送り戦略を苦々しく思っている ▶︎コロナに加え、「皇女」制度創設をはじめとする国の長期的課題が菅に押し寄せている 「桜」だけでなく「菊」までもが政争の具となるのか? 昨年12月4日夜、東京・赤坂の日本料理屋。副総理兼財務相の麻生太郎と自民

9
「いつまで権力者気取りなんだ…」菅首相が目論む“桜捜査で安倍封じ込め”

「いつまで権力者気取りなんだ…」菅首相が目論む“桜捜査で安倍封じ込め”

再々登板待望論の安倍を襲った「桜捜査」と、そこにチラつく菅の影。/文・赤坂太郎 <この記事のポイント> ▶︎菅首相は早くも安倍前首相の描いてきた航路からの離脱を目論んでいる ▶︎「桜を見る会」を巡るスキャンダルは、菅サイドがNHKや読売新聞に対し、積極的に報じるよう強く促していたという関係者の証言がある ▶︎菅首相は周囲に「安倍氏はいつまで権力者気取りなんだ」と吐き捨てたという 暗闘の結果 「安倍政権の継承が私の使命」 そう言い切って日本の操舵輪を簒奪した首相菅義偉は

8
“ポスト菅”候補不在で自民党内にくすぶる三たびの「安倍待望論」

“ポスト菅”候補不在で自民党内にくすぶる三たびの「安倍待望論」

菅政権への不安と不満が「あの男」を担ぎ出すのか?/文・赤坂太郎 <この記事のポイント> ●「パクス・アベーナ」が終わり、自民党は戦国時代に入った ●今回の政権樹立で二人三脚だった菅首相と二階幹事長だが、対立の芽が見え始めている ●「ポスト菅」候補の面々はどれも帯に短し襷に長し。そこで最大公約数として安倍前首相が浮上する可能性がある 「ポスト菅」を狙う茂木 「安倍一強」の時代、自民党内の実力者同士が対立することはあっても、前首相、安倍晋三の下の小競り合いで収まった。「安倍

12
「こんなはずじゃなかった」とボヤいた菅首相の“党内基盤の弱さ”

「こんなはずじゃなかった」とボヤいた菅首相の“党内基盤の弱さ”

早期解散か、都議選ダブルか——。「解散するなら今でしょ!」。好条件が揃う中でも菅は早期解散に踏み切らない。高支持率でスタートした新政権の内憂外患。/文・赤坂太郎 「こんなはずじゃなかった」 ひとつの妖怪が永田町を徘徊している。「解散風」という妖怪が——。 マルクスらが生んだ共産主義という妖怪は資本主義が進んだ西欧では根付かず、皮肉にも資本主義が未発達のロシアに落着した。一方、衆院解散時期を巡り種々の思惑が交錯する永田町で、解散権を持つ菅義偉首相は妖怪をどこに落着させるの

16
「二階俊博」その男、面妖につき――新政権樹立の功労者へ

「二階俊博」その男、面妖につき――新政権樹立の功労者へ

安倍首相の辞任表明から、今回の総裁選の荒波を巧みに乗りこなしたのは、財務相兼副総理の麻生太郎、幹事長の二階俊博、そして自ら総裁候補に名乗りを上げた官房長官の菅義偉の3人だった。中でも、「面妖な動き」を見せたのは二階幹事長。そのしたたかな戦略とは——。/文・赤坂太郎 再発の兆候 7年8カ月に及ぶ一強政権の後に繰り広げられたのは、新たな一強の「勝ち馬」に乗ろうとする者たちの騒乱であった。 首相の安倍晋三は8月28日の会見で、「総裁を辞めていく立場で、私から次の総裁選に影響力

17
「総理は精根尽きている…」安倍が解散に踏み切れない“岸田爆弾”

「総理は精根尽きている…」安倍が解散に踏み切れない“岸田爆弾”

窮地打開には伝家の宝刀を抜くしかない。だが、それができない苦悩。安倍の力の衰えと共に「パクス・アベーナ」は終わり、権力闘争の時代へ。永田町では策士たちが蠢き出している。/文・赤坂太郎 解散できない安倍の苦悩 鬱陶しい梅雨のさなか、公明党の支持母体である創価学会の地方の幹部たちは、じめじめとした気分に苛まれていた。「感染したらどうするのか」「入館者を入れ替えるたびイスや手すりを消毒するなんて現実的じゃない」「受付なんかしたくない」……。かつてなら二つ返事で応じてくれた会員か

15