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船橋洋一の新世界地政学 コロナ危機後の国際秩序を構想せよ

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 コロナ・ウイルスをめぐる戦いは、国際間の通常の戦争とは異なる。敵はウイルスであり、人間ではない。国家でもない。本来であれば、すべての国が手を携えて共通の敵に立ち向かうときである。 しか…

船橋洋一の新世界地政学 「東アジアの興隆」と「西洋の没落」

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 新型コロナウイルス危機は、「東アジアの興隆」と「西洋の没落」という地政学的パーセプションをもたらしつつある。 コロナウイルスの感染者、なかでも人口比の感染関連死者数を東アジアは相当程度…

船橋洋一の新世界地政学 コロナ・チェルノブイリ

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 コロナ・ウィルス感染が広がるにつれ、中国では米国で去年大ヒットしたドキュドラマ『チェルノブイリ』に関心が集まっているようだ。チャットルームでの書き込みには「自由な情報を保証するほうが空…

船橋洋一の新世界地政学 コロナ“非接触経済社会”

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 コロナ・ショックの震源地の中国だが、その後武漢の感染を押さえ込んだとして、いまでは対コロナウイルスの先進国として、そしてその後感染拡大でもがき苦しむイタリアやスペインへの感染対応援助国…

船橋洋一の新世界地政学 チャイナ・リテラシー

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 新型コロナウイルス後の世界で起こるバランス・オブ・パワーの変化の一つがベトナムの台頭であるかもしれない。 ベトナムはコロナ対応において世界でもっとも成功した国の一つである。4月16日以降…

新世界地政学 米国衰退論の地政学|船橋洋一

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 今年の米国の大統領選挙は、どちらが勝とうとも米国の今後の長期的趨勢を決する歴史的な選挙となるだろう。 米国は、トランプ政権の下で世界からの撤退を始めた。それを突き動かしたのは米国の社会…

船橋洋一の新世界地政学 戦後75年の同盟イノベーション

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 戦後75年の同盟イノベーション先月、米海軍はロナルド・レーガンとニミッツの原子力空母2隻を中心とする空母打撃群を南シナ海に派遣し、演習を行った。ポンペオ米国務長官は「世界は中国が南シナ海…

新世界地政学 ラディカルな不確実性|船橋洋一

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 新型コロナウイルスが欧州で再び、拡大している。ドイツではルフトハンザの株価が1日で10%近く暴落するなど経済の先行きが不透明になっている。ロックダウンに後戻りするところも出ている。ただ、…

新世界地政学 ワクチン・ナショナリズム|船橋洋一

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使はこのところ、霞が関や永田町を相手にセールス外交に忙しい。 「世界最速で開発したコロナワクチンの生産を始めました。ぜひ、ロシアのワクチンを使ってみて…

アフター・コロナの世界 「強い社会」が国々の興亡を決する|船橋洋一

コロナ後の世界秩序はダイナミックに変化する。 米中対立は激化し、戦後冷戦の第二幕ではないかと思えるほどだ。そんな中、日本はどのような道を進めばいいのか。キーワードは「国民の当事者意識」だ。今こそ「国民安全保障国家」を目指せ!/文・船橋洋一(アジア・パシフィック・イニシアティブ理事…