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#創薬

北里柴三郎 福沢とコッホへの「報恩」 大村智 100周年記念企画「100年の100人」

細菌学に多大な功績を遺した“近代日本医学の父”北里柴三郎(1853~1931)。北里研究所所長も務めたノーベル賞受賞者・大村智氏が「北里精神」の真髄を語る。/文・大村智(北里大学特別栄誉教授) 大村氏 私が30代前半の頃、薬学系の研究者たちと欧州視察に行った。ある製薬企業を訪問した際に、先方から北里柴三郎の話が出て大いに盛り上がった。ヨーロッパでの北里の評価の高さを目の当たりにし、あらためてその偉大さを思い知ったものだ。 北里は「報恩の精神」を大切にした。中でも伝染病研

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コロナ猛威 デルタ株の謎に迫る! 河岡義裕(東大教授)日本の第一人者が語る新型コロナウイルス制圧への道

日本の第一人者が語る新型コロナウイルス制圧への道。/文・河岡義裕(東京大学医科学研究所特任教授、米ウィスコンシン大学教授、ノンフィクション作家)、聞き手・河合香織 河岡氏(左)と河合氏(右) ワクチンや抗体療法の開発に力を注いでいる 河岡義裕氏はウイルス学の世界的権威である。インフルエンザウイルスを人工的に作る技術を世界で初めて開発し、エボラウイルスワクチンの臨床研究を行い、国際ウイルス学会会長も務めた。現在も新型コロナウイルスのワクチンや抗体療法の開発に力を注いでいる。

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アルツハイマー「新薬」の未来 東大教授解説|岩坪威

反対意見が続出するなか米国で承認。その効果は?夢の薬か、それとも……。/文・岩坪威(東京大学大学院教授) 岩坪氏 アルツハイマー病を「希望の持てる病気」にアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」が6月、米食品医薬品局(FDA)に承認された。米バイオ医薬品会社バイオジェンと日本の製薬会社エーザイの共同開発で、病気の原因物質に働きかけ、進行抑制を期待できる世界で初めての薬だ。 両社の株価が上がるなど歓迎ムードがある一方で、治験のデータが十分でなかったことから、批判や抗議の声

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ノーベル賞学者の警告 東京五輪までに「ワクチン」はできない|本庶佑

来年の五輪開催を願う気持ちはわかる。だが、現実に目を向けなければならない。冷静な判断をせず、着実な準備もしないまま、「来年には落ち着くだろう」という希望的な観測を持つべきではない。/文・本庶佑(京都大学高等研究院副院長・特別教授) 本庶氏 過大な期待と理解不足私は6月19日、がん治療薬「オプジーボ」の特許に関する対価を巡って、小野薬品工業に対し、約226億円の支払いを求める訴訟を起こしました。 昨年から訴訟の準備を進めていましたが、「なんとか交渉で決着をつけましょう」と

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