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『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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物欲がなくなってきた|羽田圭介

文・羽田圭介(小説家) 高校3年時に小説家デビューし、しばらくは贅沢な暮らしなどできなかったが、段々と余裕がでてきて、ここ数年で自動車やバイクを買った。10代の頃は何台も自転車を持ち、キャンプツーリングをしたりしていた。自転車は己の体力に大きく依存した乗り物であるため、速く走るほどそれだけ自分が優れた人間である気がして、時速30キロ以上のペースで走っては悦に入っていた。 だから、内燃機関を搭載した自動車やバイクに趣味性を見出しながら乗っている人たちを、格下に見ていた。アク

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