文藝春秋digital

2月の余震は1つの警鐘に過ぎない——「4つの大震災」が日本に迫っている|鎌田浩毅

地震、大火災、噴火、津波……。「密」をやめて被害を減らせ。/文・鎌田浩毅(京都大学大学院教授) <summary> ▶︎地球科学では「長尺の目」が必要とされる。その長尺の目で見ると、東日本大震災はまだ続いている ▶︎首都直下地震の問題は、強震動による直接被害だけではなく、複数の要因で巨大…

「除染」の除染|玄侑宗久

文・玄侑宗久(作家・僧侶) 東日本大震災による福島第一原発の事故以後、新たに世に出た日本語に「除染」がある。それまでは専門家しか使わなかったはずだが、今では哀しいことに誰もが知る言葉になってしまった。 ある辞書によれば、除染とは「被曝により皮膚や衣服や機器などに付着した放射性物質…

大人になった『つなみ』の子どもたち——10年後の東日本大震災

小学校教師、看護師、3人の子持ち……あの作文を書いた子どもたちは、みんな成長した。/文・森健(ジャーナリスト) <summary> ▶︎震災から10年後のいま、彼らはどうしているのか。あの震災をどう思うのか。森氏は『つなみ』の子たちの現在を訪ね歩いた ▶︎当時小学生だった1人は、「いまの小学…

「まるでGHQだ」3・11のトモダチ作戦に隠れた攻防……その時米軍は「日本再占領」に動い…

トモダチ作戦に隠れた熾烈な攻防戦──10年後に明かされた驚愕の真実!/文・麻生幾(作家) ▶︎アメリカ軍は震災発生の直後から救助や生活支援の作戦を展開していた。だが、それとはまったく別のところで、密やかな“日米の熾烈な攻防”があった ▶︎「BCAT横田調整所」のチームは、日本がアメリカ…

あの日から10年 福島・大熊町「やすらぎ霊園」物語~骨だけでも故郷へ

「帰りたい」──。失われた町の人びとの最後のよりどころ。/文・葉上太郎(地方自治ジャーナリスト) <summary> ▶︎福島の大熊町は19年4月、避難指示が解除されたエリアに新しい町役場を建設し、町営墓地「やすらぎ霊園」を造成した ▶︎やすらぎ霊園に墓を建てた人々を追い掛けると、「被災者の…

旬選ジャーナル<目利きが選ぶ一押しニュース>――三浦英之

【一押しNEWS】満州から帰還した3.11の被災者/9月20日、朝日新聞(筆者=柳田邦男)  私は今、東京電力福島第一原発から北30キロにある福島県南相馬市で暮らしている。廃炉を含めた復興取材の「最前線」だ。日々手探りのようにしながら原発事故で甚大な被害を被った人々や自治体を取材している。 …

新天皇・雅子皇后の素顔「1人の女子高生が書いた手紙に」【全文公開】

陛下はお酒、雅子さまは生き物が大好き。ご出産秘話から御所の中の私生活まで……新天皇・皇后おふたりに接した人々が素顔を明かす。 文・釣巻洋子(元OECD東北スクール生徒) 「妃殿下(当時)にお手紙を書いてみませんか」  外務省関係者の方から、そんなご提案をいただいたのは2012年のことでし…

新天皇・雅子皇后の素顔「フラッシュバックに怯える5人の娘と」

陛下はお酒、雅子さまは生き物が大好き。ご出産秘話から御所の中の私生活まで……新天皇・皇后おふたりに接した人々が素顔を明かす。 文・山本恵美(会社員)

元東京電力「炉心専門家」が決意の告発 福島第一原発は津波の前に壊れた

爆弾証言が飛び出した。福島第一原発が壊れた理由は津波ではない――。3・11から8年が経過した今、あの日、あの場所で何が起こっていたかを元東電の原子炉設計担当者が詳細な分析を基に明かした/文・木村俊雄(元東京電力・原子炉設計管理担当)