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#ベストセラーで読む日本の近現代史

佐藤優 茶トラ猫とホームレスの友情を描いた実話「ベストセラーで読む日本の近現代史107」『ボブという名のストリート・キャット』ジェームズ・ボーエン
茶トラ猫とホームレスの友情を描いた実話ウクライナ戦争の影響で日本でもコストプッシュ型のインフレが起きている。インフレは社会的に弱い状況に置かれた人々を直撃する。作家で社会活動家の雨宮処凜氏は貧困問題に取り組む中で、行き場を失った人とペットの支援をしている。一般社団法人「反貧困ネットワーク」が2020年6月に「反貧困犬猫部」を立ち上げたときから、彼女はそのメンバーとして活動している。記者の取材に雨宮氏はこう答えている。 〈――支援に関わったきっかけは。/「20年5月、『私も犬
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佐藤優 ウクライナ戦争への視座を与える「ベストセラーで読む日本の近現代史106」『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』米原万里
ウクライナ戦争への視座を与えるロシア語会議通訳で、エッセイスト、小説家だった米原万里氏(1950年4月29日~2006年5月25日)が亡くなってから16年が過ぎた。米原氏の作品は、現在も多くの人々に読み継がれている。その中で、第33回大宅壮1ノンフィクション賞(2002年)を受賞した『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を取り上げたい。 日本共産党幹部の長女だった米原氏は、小学校3年から中学2年(1959~64年)までチェコスロバキア(当時)の首都プラハにあったソビエト学校で学ん
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佐藤優のベストセラーで読む日本の近現代史 『なぜ必敗の戦争を始めたのか―陸軍エリート将校反省会議』半藤一利編・解説
日米首脳会談を地政学から読み解く 米国を公式訪問した菅義偉首相がワシントンで4月16日(日本時間17日)、ジョセフ・バイデン大統領と会談した。同日発表された共同声明では、国際秩序を一方的に変更しようとする中国を牽制する以下の内容が含まれた。 〈日米両国は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す。日米両国は、香港及び新疆ウイグル自治区における人権状況への深刻な懸念を共有する。日米両国は、中国との率直な対話の重要性を認識するとともに、直接懸念
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