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山内マリコさんのおふくろの話。

山内マリコさんのおふくろの話。

著名人が母親との思い出を回顧します。今回の語り手は、山内マリコさん(作家)です。 好きなことをしなさい  子供時代は昭和後期、思春期は平成初期だった。サラリーマンの父親と専業主婦の母親、それに子供2人が、当時のスタンダードな家族像。  私も2つ上に兄がいる。小学生のころを思い出すと、半分くらいは兄とごろごろテレビを見ていた記憶である。夕飯どき、食事の支度にテンパった母をよそに、私たちは殿様みたいにふんぞり返ってテレビに夢中だった。8時か9時を過ぎて父が帰ってくると、元気

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