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【田辺聖子「十八歳の日の記録」】没後2年、押し入れから出てきた一冊のノート|田辺美奈

――若き日は過ぎ去り易い――。けれども多彩であり、豊なる収獲がある。それ故に、“若き日”は尊い。「空襲」「敗戦」「父の死」「夢」を鮮烈に綴った作家・田辺聖子の76年前の日記発見。 姪の田辺美奈さんが、今回の日記発見に至る経緯を明かします。 白紙に戻した記念館事業 伯母は「絶えず書く人だった」と思う。 生涯、700冊以上の著書を残した作家としての仕事ぶりだけでも、そう言えるかもしれないけれども、私がそのように感じたのは、兵庫県伊丹市梅ノ木にある伯母の自宅を整理した際に出て

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【新資料発見】日独伊「三国同盟」80年目の真実——あまりに杜撰な条約が日本の運命を決定づけた

大島浩駐独大使、未公開の「独白録」。日本を破滅に導いた条約の“実態”はあまりに杜撰だった。/文・渡辺延志(歴史ジャーナリスト) <この記事のポイント> ▶︎ナチス政権下の駐独大使だった陸軍中将・大島浩の未公開発言録が発見された。昭和史の“空白”を埋める新資料だ ▶︎日独伊三国同盟の目的は「アメリカの参戦を阻止すること」だったが、同盟をめぐる過程はあまりに杜撰だった ▶︎条約案の骨子を書いた大島としては、外相・松岡洋右の行動がなければ……という思いだったのだろう  三国同盟

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