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第165回芥川賞受賞者インタビュー 石沢麻依「母との『カラマーゾフ事件』」

第165回芥川賞受賞者インタビュー 石沢麻依「母との『カラマーゾフ事件』」

読書家の母との対話が新芥川賞作家を生んだ。/文・石沢麻依(作家) 石沢さん 〈授賞のことば〉言葉が生々しく、遠いものと感じられる。パソコンの画面の向こうから届く声や言葉は鮮やかではあるが、私がいる場所はとても静かなままだ。空気を伴わない言葉は現実感に乏しく、私の口が発するものも同じことになっているのではないか、と不安がよぎる。 小説は私を遠くへ連れてゆくが、それは書いている間だけだった。書き上げたものが、まさかこれほどまで私を遠くへ運んでしまうとは思わなかった。そこには

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