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「感染症の日本史」~答えは歴史の中にある|磯田道史“誌上特別講義”

「感染症の日本史」~答えは歴史の中にある|磯田道史“誌上特別講義”

新型コロナウイルスをめぐる事態は、日々刻々と変わっている。だからこそ、今は「文明の歴史」という視点から物事を大観するべきだ。歴史を紐解けばわかる。人類の敵は人類ではない。ウイルスだ。/文・磯田道史(国際日本文化研究センター准教授) 磯田氏 3つの危機 今回の新型コロナウイルスは、流行のスピードがあまりに速く、日々刻々と事態が変わります。しかしだからこそ、新事態から、一歩引いて、「文明の歴史」といった視点から物事を大観する必要もあります。 私自身、国内の感染症の古文書を

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“江戸時代のイメージを塗り替えた男”速水融を歴史家・磯田道史が語る。

“江戸時代のイメージを塗り替えた男”速水融を歴史家・磯田道史が語る。

昨年12月4日に90歳で逝去した速水融さんは、日本に「歴史人口学」を導入した人物だ。歴史家・磯田道史さんは彼を師と仰ぐ。映画化されたことでも知られる著書『武士の家計簿』は、速水さんの手法に倣ったものだという。そんな磯田さんが、速水さんとの思い出を振り返る。/文・磯田道史(国際日本文化研究センター准教授) 高校時代に訪れた大学図書館  速水融(あきら)先生との出会いがなければ、私の学問人生はありませんでした。私の歴史家としての方向性を決める上で、最も影響を受けた人物です。

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