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丸の内コンフィデンシャル<財界インサイドレポート>

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★新会長の手腕「財界総理」と呼ばれる経団連の中西宏明会長(日立製作所前会長)はリンパ腫が再発したため、6月1日の定時総会で交代。新会長には住友化学の十倉雅和会長が就任した。 任期途中での退任は初めての事態だが、経団連には新会長を選ぶ際、明確な基準がある。副会長経験者、出身企業で社長または会長、製造業出身であることの3つだ。 ポスト中西の候補者の条件を満たすのは、現職の副会長では、日

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★ドンの痛恨事富士フイルムホールディングス(HD)のドン、古森重隆会長兼CEOが6月の株主総会で取締役からも退き、最高顧問になる。 日立製作所の画像診断機器事業の買収が完了し、富士ゼロックスが富士フイルムビジネスイノベーション(BI、真茅久則社長兼CEO)に4月1日付で社名変更する大きな節目を引き際に選んだ。 助野健児社長兼COOが代表権のある会長兼取締役会議長、メディカルシステム

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丸の内コンフィデンシャル<財界インサイドレポート>

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★経団連人事に異論経団連は、新任の副会長としてディー・エヌ・エー(DeNA)の会長、南場智子氏、日立製作所の東原敏昭社長ら7人を起用する。 6月1日の定時総会を経て新体制となる。任期は2期4年。経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)は病気療養が長引くが、オンライン記者会見で「あと1年強の任期を完遂したい」と悲壮な決意を語った。 中西人事の目玉は、DeNAの南場氏の副会長就任だ。女性

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★アップルの“下請け”は 2月上旬、米アップル(ティム・クックCEO)が2020年代半ばに発売予定の自動電気自動車(EV)、「アップルカー」の生産委託先として日本車メーカーに打診したと報道された。 トヨタ自動車(豊田章男社長)はハイブリッド車(HV)の世界最大手で自社のビジネスモデルを脅かしかねないEVの量産には手を貸さないとみられる。かつて米テスラ(イーロン・マスクCEO)と資本

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★スキンヘッドの社長候補 伊藤忠商事は4月1日付で石井敬太専務執行役員が社長最高執行責任者(COO)に昇格する。鈴木善久社長(COO)は代表権のない副会長、岡藤正広会長(CEO)は続投する。鈴木氏は3年で交代となるが、「岡藤さんは鈴木社長に物足りなさを感じていた」(伊藤忠幹部)。 83年入社の石井氏は早稲田卒のラガーマン。化学品部門の出身で、エネルギーや化学品部門のトップを務めてお

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★財界総理の後任人事 20年7月にリンパ腫が再発し、入院中の経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)の去就に注目が集まっている。 2期目の中西会長の任期は22年5月31日まで。だが、入院以降、会長会見も治療のために中止することも度々。コロナ禍で苦境を迎えているにも関わらず経済界として政府や自民党に何ら意見表明できていない。 現在、審議員会議長の古賀信行・野村ホールディングス特別顧問

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★楽天が試される「売る力」 楽天(三木谷浩史会長兼社長)と米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR、ヘンリー・クラビス共同CEO)は、11月16日、大手スーパー西友(リオネル・デスクリー社長兼CEO)に85%出資すると発表した。KKRが65%、楽天が20%の株式を取得。西友の親会社は世界最大のスーパーであるウォルマート・インク(ダグ・マクミロンCEO)からKKRに代わ

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★絶好調ニトリ、次の一手 家具・日用品大手のニトリホールディングス(似鳥昭雄会長)が首都圏戦争に参戦する。ホームセンター(HC)大手の島忠(岡野恭明社長)の買収に名乗りをあげ、再編劇は新局面に入った。 島忠をめぐっては、HC最大手のDCMホールディングス(石黒靖規社長兼COO)が完全子会社化に向けて11月16日までTOB(株式公開買い付け)を実施中。島忠はDCMのTOBに賛同してい

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日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★地銀再編の2人のキーマン 「地方の銀行は多すぎる。再編も一つの選択肢になる」 自民党総裁選で菅義偉氏は、かねてからの持論を口にし、金融業界を騒がせている。 この発言には、「SBIホールディングスの北尾吉孝社長CEOの影がちらつく」(メガバンク幹部)との声が多い。北尾氏はインターネット証券を傘下に持ち、かねてから「広域地銀連合」構想を温めてきたからだ。 北尾社長と菅首相の蜜月ぶ

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「2020年3月期決算」コロナショックの影響 全11業種を徹底分析!

「2020年3月期決算」コロナショックの影響 全11業種を徹底分析!

コロナショックによって、日本経済は空前絶後の大ブレーキ。自動車から百貨店・スーパーまで全11業種の現状を総ざらいする。 ①自動車 手元資金潤沢なトヨタ。日産は11年ぶりの最終赤字 「コロナショックはリーマンショックより遥かにインパクトが大きい」 トヨタ自動車の豊田章男社長は5月12日、ネットで会見し危機感を露わにした。21年3月期連結決算で営業利益が前期比79.5%減の5000億円になりそうだと発表したのだ。世界的に販売が急減し、グループの世界販売台数の見通しが前年よ

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