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それでもトランプが歴史的大統領だった理由|エマニュエル・トッド

それでもトランプが歴史的大統領だった理由|エマニュエル・トッド

トランプ政権が行った“政策転換”が“今後30年の米国”を方向づけるだろう。/文・エマニュエル・トッド(歴史人口学者) <この記事のポイント> ▶︎トランプは敗北したが、トランプ政権の政策転換はおそらく今後30年のアメリカのあり方を方向づける ▶︎今回の大統領選挙の争点は「経済」から「人種問題」にすり替わった。社会の分断はますます深刻化する ▶︎「アメリカ内の再統合」に向かわせる唯一の要素は、中国との対峙だ トランプが今後30年を方向づけた トッド氏 本誌前々号で「それ

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「トランプ再選」がアメリカのために必要な理由

「トランプ再選」がアメリカのために必要な理由

トランプの人格や発言は耐えがたく、人としてとても許容できない。それでも私は「トランプ当選」を望む。その理由をお話ししよう。/文・エマニュエル・トッド(歴史人口学者) <この記事のポイント> ●今の米国は「分裂状態」と「良好な経済状態」という二つの矛盾した現実がぶつかり合っている ●高学歴エリートはリベラルであるはずなのに「自分より低学歴の大衆や労働者を嫌う左派」という語義矛盾の存在になり果てた ●米国の歴史を前に進めるにはまず民主党の側に“意識改革”が必要。そのための最良の

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犠牲になるのは若者か、老人か――コロナ死亡率が物語る“現実”|E・トッド

犠牲になるのは若者か、老人か――コロナ死亡率が物語る“現実”|E・トッド

新型コロナのパンデミックは、グローバリズムに対する「最後の審判」だ。私たちは経済の考え方を考え直さなければならない。何が真に「生産的」なのかを。/文・エマニュエル・トッド(歴史人口学者) エマニュエル・トッド氏 “GDP絶対視”から脱却の機会この度の新型コロナのパンデミックは、何を示唆しているのでしょうか。私は、歴史家、歴史人口学者として“グローバリズムに対する最後の審判”だと捉えます。 ただ、新しい何かが起きたのではなく、このパンデミックが、すでに起きていたことを露見

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トランプの中東政策は自滅的!イランの「核保有」は問題ない|エマニュエル・トッド

トランプの中東政策は自滅的!イランの「核保有」は問題ない|エマニュエル・トッド

米軍によるイラン革命防衛隊スレイマニ司令官の殺害で、“第3次世界大戦の勃発”まで懸念された中東情勢。ひとまず最悪な事態は避けられたが、緊張は続いている。ソ連崩壊、リーマンショック、ユーロ危機、トランプ当選、英国EU離脱だけでなく、『文明の接近』で、「アラブの春」をも予言したエマニュエル・トッド氏は、今日の中東情勢をどう見ているのか。/文・エマニュエル・トッド(歴史人口学者) トッド氏 社会変化の深層 米国とイランとの間で緊張が高まっています。メディアでは、日々、米国のトラ

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