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#ネイル

ゆびさきに魔法⑦ 三浦しをん

【前号まで】 月島美佐は、富士見商店街にある二軒長屋でネイルサロン「月と星」を営んでいる。頼もしい相棒の大沢星絵を得て、さまざまなお客にネイルを施す日々だ。大学入学を控えた息子を持つ常連客、篠原の施術をしながら、三人の話題は、誰もが気軽に訪れられるサロンに及んだ。 ★前回を読む。 ★最初から読む。

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三浦しをん「ゆびさきに魔法」⑤

【前号まで】 月島美佐は、富士見商店街にある二軒長屋でネイルサロン「月と星」を営んでいる。ある日履歴書を持って飛び込んできた大沢星絵を、面接と実技試験のうえ採用することに決めた。実技を終えた大沢は、月島を隣の居酒屋「あと一杯」へ誘い、2人は歓迎会の真っ最中である。 ★前回を読む。 ★最初から読む。

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【新連載】ゆびさきに魔法#1|三浦しをん

「ではまた三週間後にお待ちしております。ありがとうございました」  月島美佐は、その日最後の客を店の戸口まで出て見送った。ついでに、戸口の横に置いてある郵便受けがわりの木箱を開ける。駅向こうにできた新築マンションのチラシが入っていた。ファミリータイプ3LDK、五千四百万円から。対して月島はといえば、築年数五十五年、職住一体の二階建て長屋で暮らしている。一階の店舗と二階の住居部分を合わせてもお家賃十三万八千円で、周辺の相場からしても激安価格だ。こんなおんぼろ家屋の郵便受けにま

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