マガジンのカバー画像

文藝春秋digital

一流の作家や知識人、ジャーナリストによる記事・論考・ルポルタージュなどを毎日配信。執筆陣のオンラインイベントも毎月開催中。月額900円で記事が読み放題&イベント見放題のサービスで… もっと読む
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に幅広いテーマの記事を配信しています。政治家や経営者のインタビュ… もっと詳しく
¥900 / 月
運営しているクリエイター

#漫画家

長谷川町子 サザエさんに似ている 川口淳二 100周年記念企画「100年の100人」

日本初の女性漫画家で、国民栄誉賞を受賞した「サザエさん」の作者、長谷川町子(1920~1992)。姉妹社の社員として長年仕えた長谷川町子美術館館長の川口淳二氏が、その素顔を語る。/文・川口淳二(長谷川町子美術館館長) 町子先生に最初にお会いしたのは姉妹社の面接です。「何でもやる?」と聞かれ、「はい! 何でもやります!」と答えて採用になりました。 自宅敷地内の社宅に住み、荷物の運搬から町子先生とご家族の運転手、庭の雑草取りやおつかいまで、まさに“何でも”やりました。社員とい

スキ
2

手塚治虫 人間の本音を描く 萩尾望都 100周年記念企画「100年の100人」

今なお多くの作り手に影響を与え続ける“漫画の神様”手塚治虫(1928~1989)。手塚になぞらえ“少女漫画の神様”と呼ばれる萩尾望都氏が見るその凄さとは——。/文・萩尾望都(漫画家) 萩尾氏 漫画家になって数年目、ある出版社のパーティでだったと思う。手塚治虫先生に「萩尾さん、どんどん描きなさい」と声をかけていただいた。新人の作品もよく読んでいらしたのである。「はい。でも私、話を作るのが遅いんです」と答えると「え? どうして?」とあっさりと言われた。 そうか! 手塚治虫先

スキ
14

母のこと|ちばてつや

著名人が母親との思い出を回顧します。今回の語り手は、ちばてつやさん(漫画家)です。 母のこととにかく厳しい人でした。 そして「漫画」が大嫌いで、我が家には童話や世界文学全集など図書館みたいにどっさり揃っていたのにマンガ本は1冊もありませんでした。食べるとベロが染料で真っ赤に染まる、昔の駄菓子に近い感覚で見ていたのだと思います。子供たちは大好きで夢中になって欲しがるけど、身体には良くなさそうだと。 小学校に通い始めた2年生の秋。杉浦茂さんの「魔法のランプ」の豆本を道でたま

スキ
11

うちで作ろう|海野つなみ

文・海野つなみ(漫画家) 4月の半ば、新型コロナで在宅勤務になった独身の男友達に「生活どう?」と尋ねたところ、「毎日ゆっくり寝られて体調バッチリ」との返事。通勤や無駄な会議のストレスがなくなり、自炊や掃除をするようになったそうだ。 ネットでも「在宅勤務ができないので通勤しているが、電車に座れるし混雑もないので快適、このまま続いてほしい」という声が聞かれた。 その後、緊急事態宣言も解除され、また在宅勤務から通勤に戻った会社も多いようだが、上司にとっては「テレワークで部下が

スキ
18

中野信子×ヤマザキマリ|自粛警察、正義中毒……コロナでバレた先進国の「パンツの色」

危機の時こそ、その国の“本当の素顔”が明らかになる。イタリアに住むヤマザキさんと、日本に住む中野さんが、コロナ禍で明らかになったあらゆる「本性」を語り合った!/中野信子(脳科学者)×ヤマザキマリ(漫画家) フリーライダーを罰することは快感ヤマザキ 今回、新型コロナウイルスによって、平時には隠れていた世界各国の「本性」が明らかになった気がします。下世話な表現を使うと、コロナが「お前はどんなパンツをはいているのか、脱いで見せてみろ」とそれぞれの国に迫っている。 中野 ははは、

スキ
46