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「習近平の個人情報」を盗んだ男たち 中国共産党の「野望と病理」|安田峰俊

「習近平の個人情報」を盗んだ男たち 中国共産党の「野望と病理」|安田峰俊

デジタル独裁国家の思わぬ弱点を衝いたアナーキーすぎる若きハッカー集団。/文・安田峰俊(ルポライター) 安田氏 最大規模の監視社会 今年7月1日に建党100年を迎えた中国共産党が近年ひときわ腐心しているのが、イノベイティブなIT技術の積極的導入による社会のスマート化と、その技術を国内治安の維持に応用することだ。今年、中国の治安維持予算は1850億元(約3兆900億円)規模に達した。膨大な費用を投じることで構築されたのが、人類史上でも最大規模の巨大な監視社会である。 中国で

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中国共産党の「野望と病理」 日本は「人権問題」にどう向き合うべきか【徹底討論】習近平と「ウイグル大虐殺」

中国共産党の「野望と病理」 日本は「人権問題」にどう向き合うべきか【徹底討論】習近平と「ウイグル大虐殺」

世界は14億人「強権帝国」に吞み込まれるのか。/阿古智子(東京大学教授×富坂聰(ジャーナリスト・拓殖大学教授) 世界が“新しいゲーム”に突入 阿古 7月1日、中国共産党は創立100周年を迎えました。急速な経済成長により、中国の存在感は増すばかりですが、その一方で、国際社会からの批判の声は高まり続けています。6月13日に閉幕したG7サミットでは、新疆ウイグル自治区や香港における人権問題に加え、「台湾海峡の平和及び安定」にも言及した首脳宣言を採択。中国を強く牽制しました。また、

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皇帝・習近平 5つの謎【文藝春秋アーカイブス】

皇帝・習近平 5つの謎【文藝春秋アーカイブス】

2021年7月、中国共産党は創立100周年を迎えた。党員9000万人のこの党を率いる習近平総書記は、いま世界で最も注目を集めると同時に、世界で最も恐れられている政治指導者と言っていいだろう。 「文藝春秋」では、就任4年目に入ったばかりの2016年初め、習近平の人物像を5つの角度から解剖する特集記事を掲載した。当時、習は、南シナ海をめぐり初めてアメリカ(オバマ政権)と衝突したが、イギリス(キャメロン政権)と台湾(馬英九政権)を経済力で籠絡し、世界的な存在感を示しつつある時期だ

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トランプが消えた世界、日本はどうなる?【徹底討論・日米中激突】

トランプが消えた世界、日本はどうなる?【徹底討論・日米中激突】

菅政権は、日本外交最大の危機にどう立ち向かうか——。4人の有識者が徹底討論!/文・中西輝政(京都大学名誉教授)×竹中平蔵(東洋大学教授・慶應義塾大学名誉教授)×呉軍華(日本総研上席理事)×中林美恵子(早稲田大学教授) <この記事のポイント> ▶︎証券界のストラテジストは、バイデンを“アメリカ市場最も弱い大統領”になるのではないかと見ている ▶︎対中政策の視点からみると、トランプ政権は歴史的な変化をもたらした ▶︎日本としては、バイデンに代わったから安心とはとても言い切れない

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【真相レポート】バイデンと「習近平親密中国企業」の癒着関係|城山英巳

【真相レポート】バイデンと「習近平親密中国企業」の癒着関係|城山英巳

40年来の「親中派」活動の陰でバイデンは中国に大きな借りがあった。/文・城山英巳(北海道大学教授) <この記事のポイント> ▶︎バイデンは今から10年ほど前、国家副主席だった習近平から中国企業を直接紹介され、最近まで癒着を続けていた ▶︎地元の雇用創出のためにバイデンとその中国企業が癒着する構図になっている ▶︎バイデンと習近平の“友情”は、2011年6月、イタリアのローマから始まった バイデンと中国共産党 中国共産党体制を敵と位置付けたトランプ政権に代わり新たな米大統

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習近平「恐怖支配」が招いた 中国・武漢“新型コロナウイルス感染爆発”

習近平「恐怖支配」が招いた 中国・武漢“新型コロナウイルス感染爆発”

新型肺炎による死者数2700人超。ウイルスはなぜ爆発的に広まったのか。これは災害ではなく、人災だ――人々はそう記憶に刻むだろう。なぜ、中国共産党は情報を隠蔽したのか。その背後にある意図とは?/文・城山英巳(ジャーナリスト) 感染拡大は人災  中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大は、2012年に政権に就いた習近平国家主席にとって初めてかつ最大の危機となった。2月27日現在、中国国内の死者は2744人にまで膨れ上がっている。  ウイルスという見えない

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中国発禁作家は予言する。「共産党独裁崩壊で中国は分裂する!」

中国発禁作家は予言する。「共産党独裁崩壊で中国は分裂する!」

 こう語るのは、中国の作家で民族問題研究者でもある王力雄氏(66)だ。王氏は、1953年、中国・長春市に生まれ、78年、文革後最初の民主化運動「民主の壁」に参加し、94年には中国最初の環境NGO「自然之友」を立ち上げた。『漂流』『溶解権力』『天葬』『ダライ・ラマとの対話』『逓進民主』など多数の著作があり、『黄禍』『私の西域、君の東トルキスタン』(いずれも集広舎)『セレモニー』(藤原書店)は邦訳されている。冒頭、新宿歌舞伎町の風俗店から始まる近未来小説『黄禍』は、香港誌『亜洲週

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建国70年、中華帝国は世界を支配できるか?――習近平が毛沢東になる日

建国70年、中華帝国は世界を支配できるか?――習近平が毛沢東になる日

“毛沢東型”の権力集中を進める中国の国家主席・習近平。アメリカも「最大の脅威」として警戒を強めている。はたして習近平は現代の独裁者なのか。それとも、裸の王様か?中国の専門家が徹底討論!/宮本雄二(元中国大使)&中澤克二(日本経済新聞編集委員)&阿古智子(東京大学大学院総合文化研究科准教授)

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