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コロナウイルス騒動 人(国)みな本性を現わす|塩野七生

コロナウイルス騒動 人(国)みな本性を現わす|塩野七生

「ギリシア人は神殿を建てるが、ローマ人は上下水道の完備のほうを優先する」とギリシア人自身が書いている。それゆえ古代のローマ人は、300年もの間、疫病に襲われなかった。キーワードは「清潔」だ。/文・塩野七生(作家・在イタリア) イタリアには2つの感染経路が戒厳令ならば大雪か雲が厚くたれこめているかでないと似合わないのに、ローマでは雲ひとつない快晴がつづいている。しかも気温は、まだ3月も終っていないのに完全に春。窓の下の桃も、花は散ってしまった。それでいて、外出は厳禁。この現状

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