文藝春秋digital

散財する馬っこ先生|毛利衛

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、毛利衛さん(宇宙飛行士)です。 散財する馬っこ先生

歩きながら思考する|ハルノ宵子

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、ハルノ宵子(漫画家)です。 吉本隆明ってオヤジ、人様にはどんな風に映っていたのだろうか? 若い人にとっては、もはや歴史上(?)の人物みたいなもんで、名前くらいしか知らない、思想家のスゴイ人だろう。かつての論敵にとっては、とにかく…

父親のこと|鴻上尚史

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、鴻上尚史さん(作家・演出家)です。 父親のこと 去年の12月、父親は亡くなった。 故郷の「サービス付き介護住宅」という所が父親の最後の住処になった。 折りを見ては帰省し、父親を尋ねた。「何か欲しいものはない?」と聞くと、「小説と寿…

父と三人兄妹|千住博

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、千住博さん(画家)です。 私が10代の頃、毎年正月になると、自宅には父の弟子たちが何十人と集まり、新年会が開催されました。父はその時、普段家では見せないような笑顔で楽しそうに大声で笑ったり、交わされる話に熱心に深夜まで耳を傾けてい…

鎌田浩毅さんのオヤジの話。

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、鎌田浩毅さん(京都大学教授)です。 好きなことより、できること 道路会社の技術屋をしていた父は、あまり家に帰らなかった。機械部という部署に属し、会社の機械が故障しかけるとすぐに飛んでいった。家族の体調より機械の機嫌をずっと気に掛…

鷲田めるろさんのオヤジの話。

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、鷲田めるろさん(十和田市現代美術館館長)です。 父と絵と 父は油絵を描いていた。私が幼い頃、父はまだ学生で、時間に余裕もあったのだろう。よく写生に連れて行ってくれた。父のキャンバス地の画材入れをよく覚えている。絵の具のチューブが…

わたしはわたし|東山彰良

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、東山彰良さん(作家)です。 わたしはわたし 両親が広島大学に留学していたせいで、台北の祖父母の家に5歳まで預けられていた。 そのせいだろう、どんなに記憶の底をさらってみても、そのころの父に関する記憶がない。父のことで思い出せるい…

父を弔った五日間――池内恵

文・池内恵(イスラム研究者)

赤川次郎さんのオヤジの話。

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、赤川次郎さん(作家)です。 ひとかけらの記憶  小学3、4年生のころだったと思う。当時東映の教育映画部長だった父について、日光へロケを見に行った。古い木造校舎と校庭での撮影を眺めていると、カメラマンから、 「坊ちゃん、ちょっと出て…

服部隆之さんのオヤジの話。

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、服部隆之さん(作曲家)です。