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鉛筆にはピース|藤枝リュウジ

鉛筆にはピース|藤枝リュウジ

文・藤枝リュウジ(イラストレーター) 1960年代、ぼくは美大を目指す浪人生でした。予備校へ通っていたある日、電車で見つけた中づりポスターに目を奪われました。 その広告は外国雑誌の一頁のようなあか抜けたもので、中央にはシンボリックなイラストレーション。まるで別世界だと感じました。 そのポスターこそ、専売公社のタバコ「ピース」の広告でした。広告史に残る作品です。 こんな仕事がしたい!! 憧れました。思えば、この体験が私をデザインやイラストレーションの道に向かわせたのです

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