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「五輪強行」科学は政官に歪められた|辰濃哲郎

「五輪強行」科学は政官に歪められた|辰濃哲郎

専門家たちの警告を骨抜きにしてきたこの国の権力中枢――。/文・辰濃哲郎(ノンフィクション作家) パンデミックにおける専門家 どうやら、東京五輪・パラリンピックに突入しそうだ。専門家の五輪におけるリスク評価発言に対して、閣僚から「自主研究」「別の地平」の批判が飛んでいた。そもそもパンデミック時の政策決定システムを紐解くと、これら政治家の発言がいかに稚拙なものだったかが、よくわかる。専門家集団が旧態依然とした政官を向こうにもがいてきた1年半を振り返ってみると、次なるパンデミック

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「尾身会長 VS 政府」苦悩する感染症専門家たち——官邸を丸め込むか、追い込むか

「尾身会長 VS 政府」苦悩する感染症専門家たち——官邸を丸め込むか、追い込むか

どうやって菅首相の関心を経済から感染症対策へ動かすべきか——専門家の意見は割れた。/文・広野真嗣(ノンフィクション作家) <summary> ▶︎感染が拡大するコロナを前にした専門家たちの課題は「どうやって経済から感染対策へ菅の関心を動かすか」だった ▶︎専門家たちのアクションのスタンスも違った。助言に徹する立場の押谷・尾身。40代の西浦・和田らは直接国民に訴えかけようとした ▶︎菅政権になって、厚労省から感染症対策に関するインプットが減った、と西浦は指摘する 「飲食店だ

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