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ドキュメント 感染症「専門家会議」 国家の命運を託された3人の研究者

ドキュメント 感染症「専門家会議」 国家の命運を託された3人の研究者

尾身茂、押谷仁、西浦博。これは、未知のウイルス、そして国民と政府を相手に奮闘した3人の男の「闘い」の記録である。この4カ月、いったい何が起こっていたのか。/文・広野真嗣(ノンフィクション作家) 「科学と政治」の境界で その男は「速足」である。 この4カ月、日本の新型コロナウイルス感染症対策の中心で動き続けたその男、東北大学大学院教授の押谷仁(61)は、山岳部に所属した学生時代は年間100日、今も50日は山に登ると言われる。健脚なのだ。 ようやくつかまえたのは5月21日

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