シェア
明日5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまい
メジャーで歴史的な活躍を続ける大谷翔平(27)。日本ハムの監督として二刀流を育てた栗山英樹氏がいま明かす“怪物”との秘話。/文・栗山英樹(元日本ハムファイターズ監督) 栗山氏 翔平とは二度と一緒に野球をやりたくない——。それが僕のいまの正直な気持ちです。 僕は、初めて高校生の彼を見たときから「投打どちらかを無くす選択は絶対にありえない」と考えていました。当時から最高の投手に、そして最高の打者になる可能性を秘めていた。ただ、それだけに僕は、翔平と野球した5年間「この才能を
名将は日本野球の影響も受けていた。/文・斎藤庸裕(スポーツジャーナリスト) 本塁打王と打点王の二冠を狙う 「ショウヘイは完全なベースボール・プレーヤーだ。100マイル(約161キロ)を超えるボールを投げ、100マイルを超える打球速度で400フィート(約122メートル)以上の飛距離を打つ。(一つひとつのプレーに)感情を露わにし、非常に素晴らしい。彼は信じられない素質を持っており、自信もあったはず。彼に必要なのはチャンスだけだった」 4月4日、ホワイトソックス戦後、ロサンゼル
「エースと4番、両方できる選手に育てたい」と言うと大谷は少しだけ微笑んだ。/文・鈴木忠平(ライター) <summary> ▶まだ二刀流というフレーズが生まれる前から、栗山と球団のフロントマンは、巨大な才能に対する畏敬を共有していた ▶大谷は高校時代から「誰も歩いたことのない道を歩きたい」という信念だけは確固として感じさせた ▶あのとき、この球団の男たちが下した一つ一つの決断が、アメリカ大陸へ続く二刀流の道をつくった 投手なのか、打者なのかまだ未曾有の震災に人々が呆然として