文藝春秋digital

菅「敗戦処理内閣」が露わにしたディストピアとしての未来|片山杜秀

“危機”の演出で政権を維持してきて、本物の“危機”に躓いた「安倍=菅」。「GoTo」「ステーキ会食」を止める者が官邸にいなかったことの意味を読み解く。/文・片山杜秀(政治学者・慶應義塾大学教授) <summary> ▶︎安倍政権の「それまでのやり方」は“平時の非常時化”。しかしコロナ危機を前…

緊急事態宣言「東京を抑えなければ感染は終わらない」|尾身茂(コロナ分科会会長)

感染爆発に苦闘する新型コロナ分科会・尾身茂会長のインタビュー。「菅首相は私に『GoToの意義』を熱く語りかけた」と明かす尾身会長が考える、今最善のコロナ対策とは。/聞き手・広野真嗣(ノンフィクション作家) <summary> ▶︎今回の流行の実像は、大都市の10-50代が無症状のままウイルスを地…

「冬コロナ」対策、最後は「マスク」「手洗い」「換気」しかない

年末年始を前に、日本人が試されている。/文・和田耕治(国際医療福祉大学大学院教授) <この記事のポイント> ▶︎冬が近づくにつれ感染者数が増えたもっとも重要な要因は「人と人の距離が近くなった」こと ▶︎コロナの症状が出る前の2日間、出た後の2日間は「魔の4日間」である ▶︎飛沫を気にす…

都医師会会長の警告 菅首相よ、「第三波」を甘く見るな。“ハンマー”を振り下ろせ

新型コロナウイルスの第2波が収まり切らないうちに、11月に入って、第3波と呼ばれる大きな波に見舞われている。若者中心だった第2波とは異なり、今回は明らかに高齢者の占める割合が高い。それに伴い重症者・死者の数は、緊急事態宣言が発せられた当時を上回る勢いだ。病床のひっ迫ぶりは日々深刻の度…

新型コロナ「ファクターX」の幻想を捨てろ|岩田健太郎

事実を平気で歪曲する菅政権と「空気」が支配する日本社会の危うさ。/文・岩田健太郎(神戸大学教授) <この記事のポイント> ▶︎Go Toキャンペーンを打ち出したことで醸し出された「空気」が問題 ▶︎日本人が新型コロナに感染しにくい何らかの特殊な要因「ファクターX」は幻想である ▶︎いま必…

新型コロナ 重症化を防ぐ「治療法」がわかってきた

この病院では6月以降、死者はゼロ。第一波の時に比べ、なぜ重症患者は減ったのか。その理由を解説する。/文・忽那賢志(国立国際医療研究センター国際感染症対策室医長) <この記事のポイント> ●治療手順が確立されたことによって、第二波で重症化の数が減った ●「回復者血漿療法」の研究が進ん…

菅義偉官房長官、すべての疑問に答える

小池都知事との攻防、GoToキャンペーン批判、安倍総理との関係……コロナ対応では「菅外し」も囁かれた。安倍政権の屋台骨を支え続けてきた官房長官・菅義偉は、この間、何をしていたのか──あらゆる疑問をぶつけた。 観光は「地方創生の切り札」 7月22日から、旅行代金を最大で35%補助する「Go To…

「経済」か「感染防止」か| 識者4人が徹底討論“コロナ・サバイバル”

「第2波」が猛威をふるっている2020年の日本の夏。コロナ危機の収束に向け私たちが生き残る道はどこにあるのか。経済優先か、感染防止優先か。4人の有識者が徹底討論!/小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)×舘田一博(東邦大学医学部教授)×三浦瑠麗(国際政治学者)×宮沢孝幸(京都大学ウイ…