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「仮想通貨バブル」の闇——詐欺と国税があなたを狙っている

「仮想通貨バブル」の闇——詐欺と国税があなたを狙っている

未曽有のバブルによって“億り人”が次々誕生。その裏で、思わぬ落とし穴が待ち構えていた──。/文・大田和博(ジャーナリスト) <summary> ▶︎2017年のビットコイン暴騰時には、短期間で1億円を超える利益を上げた“億り人”が雨後の筍の如く誕生した。だが、そのまま生き残れた投資家は、実はごく少数に過ぎなかった ▶︎仮想通貨に群がる情報商材業者の大半は、若い年齢層を中心に近年大人気の「アフィリエイター」出身者だ ▶︎情報商材業者の中でもとりわけ悪名高いのが泉忠司氏(49)

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コロナ下で読んだ「わたしのベスト3」 詐術としての音楽小説|片山杜秀

コロナ下で読んだ「わたしのベスト3」 詐術としての音楽小説|片山杜秀

音楽は時間だ。音楽を味わうには時の推移を記憶せねばならない。3分のポップ・ソングなら、うまく最初から覚えて最後まで聴き通せるかもしれない。しかしマーラーやブルックナーの1時間以上掛かる交響曲だとどうか。30分聴いたところで最初の1分を思い出せるか。至難の業だ。たいてい混乱する。忘却している。記憶の捏造も容易に起こる。聴いたのと違う旋律を覚えたつもりで口ずさんだりする。したがって上手な音楽小説とは、音楽をネタに用いつつ、記憶の関節を外し、夢とうつつ、生者と死者、本物と贋物の区別

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「かんぽ生命」疑惑の18万件 “高齢者喰い”の手口を読み解く。

「かんぽ生命」疑惑の18万件 “高齢者喰い”の手口を読み解く。

庶民の生活になじみ深い郵便局はなぜ無理筋の保険営業に走ったのか。気鋭のジャーナリストがその騙しの内幕に迫った!/文・藤田知也(朝日新聞経済部記者) ブランドを逆手に取った不正   身近な存在だった郵便局員が無理筋の保険営業に走り、ダマしやすい高齢者を選んで不利益を与えていた。もとは国営事業のかんぽ生命保険で、郵便局という信頼あるブランドを逆手に取った不正が蔓延(はびこ)っていた。その事実だけでも、この“事件”の衝撃はかなり大きい。  今年6月下旬に一連の問題が大きく報じ

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