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習近平「日本料亭の夜」日本人8人が証言する独裁者の素顔 安田峰俊
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習近平「日本料亭の夜」日本人8人が証言する独裁者の素顔 安田峰俊

日本人8人が証言する独裁者の素顔。/文・安田峰俊  (ルポライター) 安田氏 「大きな山みたいな人」「習近平さんはね、非常に印象的だったんですよ。表情がほとんどない。笑うときも、笑っているかいないかわからないくらい。声は低く穏やか、しかし言語明瞭に喋る。ムダな話は一切しない。だから失言はゼロ。しかし、面白い話もしない」 元沖縄県知事の稲嶺惠一(87)は、20年前に見た習の第一印象をそう話す。2001年2月27日、県と友好関係を結ぶ福建省の省長だった習は、同じく友好県省

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船橋洋一 新世界地政学122 「345中国包囲網」
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船橋洋一 新世界地政学122 「345中国包囲網」

「345中国包囲網」豪州がフランスを協力相手として進めてきた潜水艦開発を米国と英国との原子力潜水艦開発に切り替え、しかも豪英米ともそれを極秘裏に行ったとして、フランスは激烈な対米、対豪批判を繰り広げた。ルドリアン外相は「嘘をつき、欺瞞を語り、信頼関係に傷がついた」と豪英米の新防衛機構AUKUS3カ国を公然と非難した。なかでもバイデン政権に対しては「身勝手で、突然、それも一方的に決めたトランプ政権とどこが違うのか」と憤懣をぶつけた。 ただ、この対米批判の嵐も先月下旬のマクロン

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中西輝政 習近平はヒトラーよりスターリンだ

中西輝政 習近平はヒトラーよりスターリンだ

毛沢東やヒトラーにはない「怖さ」がある。/文・中西輝政(京都大学名誉教授) 中西氏 毛沢東と「同格」と誇示しているかのよう これで、はたして「中国の夢」が実現したと言えるのか。 「誰であれ中国を圧迫しようとするものがいれば、14億を超える人民の血と肉で築き上げた鋼鉄の万里の長城に頭を打ち付けて血を流すことになるだろう」 7月1日、北京・天安門広場で行われた中国共産党の創立100周年記念式典で、国家主席にして党総書記である習近平氏はこう述べて、国際社会を強く牽制しました

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船橋洋一の新世界地政学 中台をめぐるワクチン“超限戦”

船橋洋一の新世界地政学 中台をめぐるワクチン“超限戦”

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 中台をめぐるワクチン“超限戦”1年前は、コロナ対応の優等生と目された東アジアの国々でコロナ感染がぶり返している。コロナ感染を抑え込んできたことが裏目に出て、ワクチン接種で出遅れた側面もある。ただ、その中で中国だけは独り、感染抑制とワクチン接種と経済正常化の各方面で対応の冴えを見せている。一気に「コロナ病棟」を建設し、地方から多数の医療従事者を呼び寄せた。国産ワクチンをフル回転で生

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北村滋(前国家安全保障局長)「経済安全保障」とは何か?

北村滋(前国家安全保障局長)「経済安全保障」とは何か?

東芝事件、学術会議問題等の深層を前国家安全保障局長が語り尽くす。/文・北村滋(前国家安全保障局長) 北村氏 長くやるべき職務ではない去る7月7日をもって国家安全保障局(NSS)局長を退任しました。1980年の警察庁入庁から始まった公務員人生は実に41年にわたりますが、そのうち最後の9年6カ月を総理官邸で過ごしたことになります。 「こういう職業は無限にできるわけではない」 退官に当たり、親友で、アメリカの国家情報長官を歴代最も長く務めたジェームズ・クラッパー氏は、こん

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ウイグル「強制不妊手術」の残虐 エイドリアン・ゼンツ
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ウイグル「強制不妊手術」の残虐 エイドリアン・ゼンツ

出産可能な年齢のウイグル族女性3割に強制不妊手術……中国当局が進める「民族浄化」の戦慄の実態を告発する。/文・エイドリアン・ゼンツ(共産主義犠牲者記念財団上級フェロー)、インタビュー・構成=安田峰俊(ルポライター) ゼンツ氏 弾圧問題の根拠「2018年春から、産児制限政策への違反(子どもの産みすぎ)を理由とした、ウイグル族女性の強制収容が急増しました。ある県の2018年の政府活動報告には、過去2年間で自然人口増加率が83%も低下したという記述すらみられます」 「あま

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北京で『文藝春秋』を読んできた|劉檸

北京で『文藝春秋』を読んできた|劉檸

文・劉檸(作家・北京在住) 昔から日本の雑誌、とりわけ月刊誌を読むのが好きでした。東京にいた頃は、書店の雑誌コーナーで最新号をチェックして気になるものを購入していました。御茶ノ水の丸善、新宿東口の紀伊國屋書店本店、神保町の三省堂とその近所にある東京堂ふくろう店(当時)、池袋東口のジュンク堂本店は、どこもよく足を運びました。 ところが帰国後は、中国から定期購読するしかありません。1990年代から2000年代初め頃の北京で外国雑誌を購読するには、唯一の合法的なルートである中国

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中国新人類「寝そべり族」の性態 中国共産党の「野望と病理」|山谷剛史

中国新人類「寝そべり族」の性態 中国共産党の「野望と病理」|山谷剛史

家も車も買わず、結婚もせず、子供もつくらない「寝そべり主義」に多くの若者が共感。/文・山谷剛史(中国・アジアITライター) 中国は「消費大国」人々の所得が上がる一方の中国。最低賃金は上海で月2590元、日本円で4万4000円強だ。続く北京で2320元(今年8月より。約4万円)、内陸は人件費が安いがそれでも例えば四川省で1780元(3万円強)。これは、あくまで最低賃金であり、花形のIT職などのホワイトカラーを中心に月1万元(17万2000円)以上稼ぐ人も珍しくない。こうした所

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武漢ウイルス「人工説」を追え! 中国共産党の「野望と病理」|近藤奈香

武漢ウイルス「人工説」を追え! 中国共産党の「野望と病理」|近藤奈香

「自然発生説」では「なぜ武漢が震源地だったか?」を説明できない。/文・近藤奈香(ジャーナリスト) 「流出説」が再び注目を集めている新型コロナウイルスはどこから来たのか? その“起源”は、いまだ謎に包まれている。そして今、「中国の武漢ウイルス研究所から漏れたのではないか?」という疑いとともに、「ウイルスの起源をめぐって米国が中国を厳しく追及してこなかったのはなぜか? そこに米国も深く関わっていたからではないか?」といった疑惑まで持ち上がっている。 「人工ウイルスを中国が故意

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「習近平の個人情報」を盗んだ男たち 中国共産党の「野望と病理」|安田峰俊

「習近平の個人情報」を盗んだ男たち 中国共産党の「野望と病理」|安田峰俊

デジタル独裁国家の思わぬ弱点を衝いたアナーキーすぎる若きハッカー集団。/文・安田峰俊(ルポライター) 安田氏 最大規模の監視社会 今年7月1日に建党100年を迎えた中国共産党が近年ひときわ腐心しているのが、イノベイティブなIT技術の積極的導入による社会のスマート化と、その技術を国内治安の維持に応用することだ。今年、中国の治安維持予算は1850億元(約3兆900億円)規模に達した。膨大な費用を投じることで構築されたのが、人類史上でも最大規模の巨大な監視社会である。 中国で

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