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#武漢

文藝春秋digital読者の皆さまへ、編集長より最後のお願い【「文藝春秋 電子版」1年無料プランのご案内】

5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまいます

中国・武漢でコロナを告発したアイ・フェン医師のその後——医療事故で右眼を失明していた

文・林毅(ライター・研究者) 広義のジャーナリズムやプロパガンダをテーマに研究を行う。 Twitter:@LinYi_China 削除と転載を繰り返した記事 昨年3月10日、中国の湖北省武漢市中心病院に勤務する女性医師アイ・フェン(艾芬)へのインタビューが月刊誌『人物』公式アカウント掲載直後に削除され、その衝撃的な内容によって外国語やモールス信号、点字や縦読みなど、検閲を逃れるためのありとあらゆる加工を加えられ、拡散されたという事件をご記憶だろうか。 「笛を配る人」と題さ

船橋洋一の新世界地政学 コロナ・チェルノブイリ

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 コロナ・ウィルス感染が広がるにつれ、中国では米国で去年大ヒットしたドキュドラマ『チェルノブイリ』に関心が集まっているようだ。チャットルームでの書き込みには「自由な情報を保証するほうが空母や月面到着や超大国のパワーよりよほど人々の安全にとって頼りになる」との書き込みもある。 チェルノブイリは1986年4月26日、旧ソ連邦のウクライナで起こった史上最悪の原発事故である。4号機の原子

武漢ロックダウン「邦人救出」15日間全記録|現地指揮官の手記

コロナが発生した中国・武漢からの邦人退避はどのように行われたのか。チャーター機の手配など現地オペレーションの指揮官が、緊迫の15日間を振り返った。/文・植野篤志(外務省国際協力局長・前中国特命全権公使) 天安門事件とSARSの経験 日本政府は1月下旬以降、中国湖北省武漢に計5便のチャーター機を飛ばし、828名の湖北省在住邦人と中国人等ご家族の帰国を実現させた。私は第1便から第4便までの運航を支援する「現地チーム(通称:Aチーム)」の責任者を務めたが、本稿はその活動記録である

「肺炎について絶対言うな。旦那にも…」中国政府に口封じされた武漢・中国人女性医師の手記を全文公開する!

3月10日、中国共産党系人民出版社傘下の月刊誌『人物』に、武漢市中心病院救急科主任のアイ・フェン(艾芬)医師のインタビュー記事(文・(尤+共)菁琦/編集・金石)が掲載された。だが、発売と同時に回収され、インターネット掲載記事も2時間後に削除され、転載も禁じられた。しかし義憤を覚えた市民たちが、外国語、絵文字、甲骨文字、金石文字、モールス信号、点字、QRコードを駆使して記事を拡散させた。本稿はその全文の日本語訳である。 武漢市中心病院は、感染源と見られた「華南海鮮市場」の近く

相次ぐ政府の失策…安倍総理よ、「国民を守る」原点に帰れ|櫻井よしこ

国家は、国民と国土を守る責務を負っています。国民を脅かすものが現れた場合、全力を発揮して国民、国土を守る。これが大前提です。ところが、いまの日本はその機能を喪失しています。今回あらわになった日本という国家の欠落は、変えなくてはなりません。/文・櫻井よしこ(ジャーナリスト) 櫻井氏 日本という国家は「賞味期限切れ」になった中国・武漢で発生した新型コロナウイルス「COVID19」は、わが国のみならず全世界で猛烈な勢いで感染範囲を拡大しています。日々状況が悪化する中でウイルスな