マガジンのカバー画像

文藝春秋digital

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「月あたり450円から」の「文藝春秋 電子… もっと読む
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス… もっと詳しく
¥900 / 月
運営しているクリエイター

#ルポ

文藝春秋digital読者の皆さまへ、編集長より最後のお願い【「文藝春秋 電子版」1年無料プランは明日まで!】

明日5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまい

『ルポ トラックドライバー』著者・刈屋大輔さんインタビュー

「キツイ」、「汚い」、「危険」なのに「稼げない」――。そんな「4K職場」と揶揄されるトラックドライバーの助手席に「同乗取材」した労作である。 ともすれば“やんちゃ”なイメージでくくられがちな彼らだが、本書では、還暦を前に東京―名古屋―大阪間を週に3往復する長距離ドライバーや、高級車「レクサス」のオーナーを夢見て個人向けの軽トラ配送業に転身した元印刷会社の管理職など、十人十色の生き様を描く。 刈屋氏は約30年前に佐川急便のアルバイトを始め、物流専門紙などを経て物流ジャーナリ

梯久美子さんの「今月の必読書」…『ルポ入管 絶望の外国人収容施設』

隠されてきた非人間的な長期収容の実態長崎県の大村入国管理センターで餓死者が出たのは2019年6月のことだ。亡くなったのはナイジェリア人の男性で、長期収容に抗議するハンストの末の死だった。 本書を読んで、この報道に接したときに受けた衝撃を思い出すとともに、背景にある日本の入管収容制度について、自分があまりにも無知、無関心だったことを思い知った。 亡くなった男性は、3年半以上にわたって収容されていた。入管(法務省出入国在留管理庁)が管理するこうした外国人収容施設は本来、在留資

信者13億人「ローマ教皇」来日同行記

38年ぶりに日本を訪問したローマ教皇は4日間にわたり滞在した。滞在中に垣間見せた意外な素顔を筆者が明かす。/文・若松英輔(批評家・随筆家) ヨハネ・パウロ2世以来となる来日 教皇フランシスコが来日した。滞在日数は足かけ4日間、短いようにもみえるが、一国ということになると、むしろ長い方に入る。教皇が来日するかもしれないという話は、随分前から聞いていた。  2019年という年は、日本とカトリック教会でいくつかの節目になる年でもあるが、アジアをめぐるさまざまな政治的緊張を融和へ

ルポ・香港デモ「あさま山荘化」する若者たち

今回の香港の抗議運動は、リーダーや統括組織が存在しない。勇武派の戦いも、いわば「ノンセクト・ラジカル」的な若者たちの連帯闘争だ。香港政府は逃亡犯条例を撤回……行き場を失ったエネルギーは中国、そして市民社会からも乖離しはじめた。/文・安田峰俊(ルポライター)

がん医療の新常識 すい臓がんは「尾道方式」で早期発見できる

難発見がんとして知られる膵がん。自覚症状がなく、見つかった時は既に手遅れというケースも珍しくない。「膵がんから助かる人はいない」とも言われる、がんの中でも特に恐ろしいがんだ。だが、そんな膵がんの「ゼロ期」治療が可能だという。成功の決め手は街医者の“連携”だった。/文・長田昭二(医療ジャーナリスト)

香港動乱・現地ルポ「天安門」へのカウントダウンが始まった

喧噪のなかにある香港の街。自由を求める市民たちが遂に立ち上がった!しかし、中国共産党は「自由」を圧殺する。デモ隊VS.警察隊の先にあるものは……/文・安田峰俊(ルポライター)