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「割腹自殺」から50年…三島由紀夫の「滑稽な肉体信仰」|石原慎太郎・特別寄稿

「割腹自殺」から50年…三島由紀夫の「滑稽な肉体信仰」|石原慎太郎・特別寄稿

鍛え上げた身体も、兵隊ごっこもナルシズムだった——。/文・石原慎太郎(作家) <この記事のポイント> ●あの事件自体は、馬鹿馬鹿しいとしか言いようがない ●三島さんはどんどんおかしくなっていった。川端康成、大岡昇平…みんなが「見損なった」という思いを持ち始めていた ●鍛え上げた身体も、楯の会も、一種のナルシズムでしかなかった。三島さんもそれをわかっていたと思う 石原氏 川端さんはあの日からおかしくなった あの日、三島さんの首を見なくて本当に良かったと思い返しています。

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10年目の慣性|朝井リョウ

10年目の慣性|朝井リョウ

文・朝井リョウ(作家) デビュー5年目を迎えたとき、この枠に寄稿していたというご縁から、10周年を迎えたいま改めて文章を書きませんかとお話をいただいた。もうあれから5年経ったのか、と思いつつ「あれ」の記憶が明確にあるわけではなかったので、依頼文と併せて届いた当時の原稿に目を通した。 『5年目の半径』と題された文章は、簡潔に言えば、「私、書き手としてちゃんとしていますし、これからもっとちゃんとしていきます!」と必死に喧伝しているような内容だった。今後のさらなる変化や成長をい

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