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#文藝春秋2020年7月号

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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世界経済の革命児 張一鳴|大西康之

ジャーナリストの大西康之さんが、世界で活躍する“破格の経営者たち”を描く人物評伝シリーズ。今月紹介するのは、張一鳴(Zhang Yiming、バイトダンス創業者CEO)です。 張一鳴 世界最大のユニコーンを率いる中国経済のニュースター物心ついた時からインターネットが身近にあるミレニアル世代。彼らの感覚を知りたいなら、このアプリをお勧めする。「TikTok(ティックトック)」。15秒程度のショート動画を配信するサービスだ。 動画編集の素人であっても、スマホを使って、自分の

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数字の科学 曽呂利新左衛門が10日目にもらう米粒の数

サイエンスライターの佐藤健太郎氏が世の中に存在する様々な「数字」のヒミツを分析します。 今回の数字:曽呂利新左衛門が10日目にもらう米粒の数 「曽呂利新左衛門の米」という逸話がある。彼は、豊臣秀吉から褒美を与えられることになり、「米を1日目に1粒、2日目に2粒、3日目には4粒と毎日倍々にして、100日の間いただきたい」と申し出た。秀吉は「何だ、欲のない奴め」と安請け合いしたが、計算してみると莫大な米が必要であることがわかり、謝るはめになったという話だ。現代の単位でいうと、

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スターは楽し 吉永小百合|芝山幹郎

吉永小百合 「ふん」に託された陰翳吉永小百合のことを書くとは思っていなかった。この人の魅力はよくわからない、嫌いだと思ったことはないが、結局は縁のない人だ。そんな気持を、私はずっと抱きつづけていた。 そんなわけだから、世間が騒いでも、気分は醒めたままだ。サユリストという流行語にもぴんと来ない。おまえの眼が節穴だからだ、となじられようが、あ、そうですかと聞き流すだけだった。 きっかけのひとつは、コロナ禍だったかもしれない。ウイルス感染に対する恐怖や不安、経済活動に対す

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飯間浩明の日本語探偵【し】「恣意的」ということば どう理解すればいいのか

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【し】「恣意的」ということば どう理解すればいいのか検察庁法の改正案が議論されていた2020年5月、ネット上で「恣意的」ということばの検索頻度が急上昇しました。法案では、検察幹部の定年を、政府が認めた場合に延長できる規定がありました。「政権が制度を恣意的に運用するおそれがある」と、抗議の世論が盛り上がり、法案は先送りになりました。 この「恣意的」については、しばしばネット上で話題になっているの

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民主主義と透明感|多和田葉子

文・多和田葉子(作家) 3月の第1週までは毎週旅に出る生活を送っていた。3月8日にニューヨークからベルリンの自宅に戻った時トランプ大統領はまだ、「アメリカにはコロナ危機は訪れない」と断言していた。ベルリンではそのあと2週間くらいの間にどんどん規制が決まって、あっという間にシャットダウンに至った。わたしは今年の3月23日が60歳の誕生日だったので、ベルリンの鮨レストランを貸し切りにして祝うつもりでいた。3月10日頃にはまだ「ドイツ人には納豆巻きは無理かもしれないのでその分サー

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学者にできることはまだあるかい|與那覇潤

文・與那覇潤(元・公立大学准教授) コロナ禍にすっかり埋もれてしまったが、5月にDVDが発売された『天気の子』というアニメがある。昨年の一番の話題作で、実際に大ヒットしたから、ご覧になった方も多いだろう。2016年の『君の名は。』に続く、新海誠監督の劇場映画である。 『君の名は。』は、誰の目にも11年の東日本大震災を連想させる小彗星の墜落事故を描きつつ、しかし最後は犠牲者をほとんど出さないハッピーエンドを迎える。この結末に対しては「震災の悲惨さを風化させ、カタルシスで記憶

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ガラケー派のオンライン|柳家喬太郎

文・柳家喬太郎(落語家) PCはおろかスマホも使いこなせない、僕は今どき恥ずかしいくらいのアナログ派で、だから電車の中などで、今だにガラケーを使っている人を見かけると、同志に出会えたようで嬉しくなる。 そんな自分が今はオンラインで落語を喋っているのだから、なんとも皮肉なものである。 新型コロナウイルスの蔓延で、寄席や落語会が軒並み開けなくなった。僕も4月5月のスケジュールは全滅である。貯金を取り崩して食う羽目になったが、こればっかりは仕方がない。殆どの仲間が同じ境遇とな

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静かな生活|原田マハ

文・原田マハ(作家) 5月11日、フランス全土に発出されていた「外出禁止令」が解除された。 3月、新型コロナウィルスの感染拡大の嵐が世界中に吹き荒れた結果、フランスのみならず、各国が都市封鎖=ロックダウンに踏み切ってからほぼ2ヶ月。フランスに先立って、ヨーロッパで最も深刻なコロナ禍に見舞われたイタリアも、5月4日に外出規制緩和となった。スイス、オーストリア、ドイツ、スペイン……政府の号令一下、ドアを閉めて家の中に引きこもっていた人々は、ようやく施錠が解かれてほっと一息つい

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ゲーム・チェンジャー|鈴木沓子

文・鈴木沓子(ライター・翻訳者) ストリートアーティストなのに、ストリートに出られない――。 新型コロナウイルスの影響で多くの事業が深刻な打撃を受けているが、覆面アーティストのバンクシーも例外ではない。バスキアやキース・ヘリングのようにストリート発のアーティストは多いが、バンクシーは世界的に有名になった今も、美術館から距離を置き、ストリートで活動することを信条としてきたからだ。なぜストリートなのか。以前インタビューした時、その答えは明瞭だった。「ホームレスから金持ちまで誰

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映画館は社会のインフラだ|浅井隆

文・浅井隆(アップリンク代表) アップリンクは、映画を劇場に届ける映画配給事業と、映画を上映する映画館を運営する映画興行事業を主におこなっている会社だ。 武漢での新型コロナ感染が報じられ、3月末には小池都知事が都民に週末の外出自粛を呼びかけたので、まず3月28、29日の週末を休館した。その時は週末の自粛要請に従い休館する映画館とそうでないところがあったが、翌週の週末4月4、5日は都内の映画館は全部が休館となった。そして4月6日、翌日に緊急事態宣言が発表されると報じられると

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本は生活必需品|笈入建志

文・笈入建志(往来堂書店店主) 私は東京・文京区千駄木で往来堂書店という広さ20坪ほどの本屋を営んでいますが、3月後半の連休の頃、事態の予想できない展開にかなりの不安を感じていました。東京に緊急事態宣言が出されたらどうなるのか。ロックダウンとはなんなのだ。町から人影が消えてしまい商売が成り立たなくなるのではないか。そもそも自宅から仕事場である店まで通うことができるのか。 結局、新刊書籍と雑誌を扱う書店は東京都の休業要請の対象とはなりませんでしたが、休業するところも数多くあ

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倉本聰 特別寄稿|コロナ大戦・考「抜けるような本物の空の蒼に」

姿の見えない敵、新型コロナは何かの警告なのか。経済活動の止った空は、久方ぶりのなつかしい空の色だった。/文・倉本聰(脚本家) 人を超えたしたたかな生物これは明らかに戦争である。 ならば戦争の仕方を学ばねばならぬ。 敵は新型コロナウイルス。 予告も布告もなくいきなり襲ってきた。 何が原因で戦争を仕掛けたのか恐らく彼らの云い分があるのだろうがその云い分がさっぱり判らない。 普通戦争が起こる時には、双方の云い分が夫々(それぞれ)にあって、互いにそれを主張し合い、話し合い

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「2020年3月期決算」コロナショックの影響 全11業種を徹底分析!

コロナショックによって、日本経済は空前絶後の大ブレーキ。自動車から百貨店・スーパーまで全11業種の現状を総ざらいする。 ①自動車手元資金潤沢なトヨタ。日産は11年ぶりの最終赤字 「コロナショックはリーマンショックより遥かにインパクトが大きい」 トヨタ自動車の豊田章男社長は5月12日、ネットで会見し危機感を露わにした。21年3月期連結決算で営業利益が前期比79.5%減の5000億円になりそうだと発表したのだ。世界的に販売が急減し、グループの世界販売台数の見通しが前年より1

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