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小池百合子が東京を壊す 広野真嗣
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小池百合子が東京を壊す 広野真嗣

大阪は失敗に学んだが、東京は学ばなかった。/文・広野真嗣(ノンフィクション作家) なぜ総力を傾ける体制ができないか 「(コロナ患者の受け入れを)やらない病院は全くやらない、やる病院ばかり(負担を)増やされて――と現場から言われるのはつらいです」 ベテランの救急医である東京曳舟病院副院長の三浦邦久がインタビュー中、一つだけこぼした愚痴だ。 熱い男である。発熱外来や入院、ワクチン接種といった病院のコロナ対応だけでなく、宿泊療養の支援に、在宅医の応援に、と見返りのない仕事も地

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第52回「大宅壮一ノンフィクション賞」発表&選評

第52回「大宅壮一ノンフィクション賞」発表&選評

〈受賞作〉『女帝 小池百合子』 文藝春秋刊 石井妙子(いしいたえこ)  正賞 百万円 副賞 日本航空提供の国際線往復航空券 公益財団法人 日本文学振興会 選考経過第52回大宅壮一ノンフィクション賞選考委員会は5月13日に都内で開催されました。梯久美子、後藤正治、佐藤優、森健の四選考委員が出席(出口治明委員は欠席)し、討議の末、頭書のとおり受賞作が決定いたしました。 なお、受賞作以外の候補は以下の4作です。 片山夏子『ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の 記

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小池百合子「女帝」の最後の切り札――遊びのようなコロナ対策の果てに【石井妙子】

小池百合子「女帝」の最後の切り札――遊びのようなコロナ対策の果てに【石井妙子】

人気を取り戻すためなら、どんな手段を使っても……。/文・石井妙子(ノンフィクション作家) <summary> ▶この非常時に、こういったくだらない「政策」が出され、税金や都庁職員の労力が割かれていく。小池知事は思い付きで、遊びのようなコロナ対策を次々と繰り出し続けている ▶彼女の関心は常に「幹」ではなく「枝」のほうに行く。本当に大事な、深刻な問題には目を向けず、枝の先のことで奇をてらおうとする ▶今、コロナという災厄で彼女の実力や実態がバレつつある。100年に1度の疫病に彼

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目立つ取り組みには熱心だが……小池百合子東京都知事のコロナ対策を再検証する

目立つ取り組みには熱心だが……小池百合子東京都知事のコロナ対策を再検証する

突然、2倍になった病床数。東京都の数字は信頼できるのか。/文・石戸諭(ノンフィクションライター) <summary> ▶︎小池都知事の姿勢は一貫していた。どうすれば自分がちゃんとやっているように見えるかは、一貫して考えていた ▶︎東京都と国の意地の張り合いによって翻弄されているのは、都民をはじめ、国民 ▶︎小池の発信は、常に「国」「緩み」「若者」と、感染を広げている「誰か」を作り出すことに向けられていた 石戸氏 都知事のパフォーマンスの裏側で年明け1月2日、東京都知事・

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東京都の感染者が減らない本当の理由……小池百合子「緊急事態宣言要請」政局劇に騙されるな

東京都の感染者が減らない本当の理由……小池百合子「緊急事態宣言要請」政局劇に騙されるな

年明け早々、菅政権に奇襲を仕掛けた小池百合子東京都知事。 打開の一手を打ったように見せた彼女は本当に「救世主」なのか? 東京が爆発的感染を続ける中、首長としての対応は本当に適切だったのか? コロナを利用して「得点稼ぎ」に勤しむ小池知事の責任を追及する。/文・広野真嗣(ノンフィクション作家) 小池知事は足元の感染拡大をゆるした現場責任者菅義偉首相が緊急事態宣言を発出する。小池百合子都知事はじめ1都3県の知事が1月2日、政府に緊急事態宣言の検討を要請したのを受けたかたちだ

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都医師会長の警告 「無為無策」「責任回避」の安倍政権が日本を壊す

都医師会長の警告 「無為無策」「責任回避」の安倍政権が日本を壊す

いったんは収まる気配をみせていた新型コロナウイルスが、猛威を振るい始めた。7月に入って東京都の1日当たりの感染者数は瞬く間に300人台に達し、事態は深刻化するばかりだ。 緊急事態宣言を解除して以降、経済優先策に舵を切ったかにみえる政府だが、具体的な感染防御策となると一向に見えてこない。東京で蔓延すれば日本全国に飛び火するのは目に見えている。にもかかわらず政府から発せられるのは「三密の回避」の掛け声ばかり。 東京都医師会の尾﨑治夫会長は、「このままでは、日本は大変なことにな

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女帝・小池百合子に屈した新聞とテレビ “共犯者”となった大手メディアの罪

女帝・小池百合子に屈した新聞とテレビ “共犯者”となった大手メディアの罪

なぜ日本では「荒唐無稽な噓」が通ってしまうのか。小池都知事が、これだけの疑惑をもたれながら非難をかわしてしまえる理由はどこにあるのか? ベストセラー『女帝・小池百合子』の著者が指摘する、大手メディアの罪。/文・石井妙子(ノンフィクション作家) 真実を知りすぎた同居女性小池百合子さんはカイロ大学を卒業していません」――。 その衝撃的な手紙を私が受け取ったのは2018年2月のことだった(1月末に「文藝春秋」編集部に届いた)。 送り主は私の知らない名前。だが、私もこの女性のこ

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女帝・小池百合子が豹変するとき──コロナ禍で不死鳥の如くよみがえった陰で何をしていたのか?

女帝・小池百合子が豹変するとき──コロナ禍で不死鳥の如くよみがえった陰で何をしていたのか?

ノンフィクション作家・石井妙子氏の『女帝 小池百合子』が大きな反響を呼んでいる。同書が明らかにしたのは、小池百合子東京都知事の“知られざる経歴”だ。小池氏は、「希望の党」が不発に終わった後、沈黙を貫いていた。コロナ禍で不死鳥の如くよみがえった陰で、いったい何をしていたのか。石井氏がその内幕をレポートする。 石井氏 政治的な駆け引きコロナ禍で東京都知事、小池百合子の存在感が再び増している。 「都知事が決断力のない首相を説得して緊急事態宣言を出させ東京を危機から救った」、「

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コロナ禍で「安倍・菅」の亀裂を突く小池百合子

コロナ禍で「安倍・菅」の亀裂を突く小池百合子

安倍首相が苦境に立たされているタイミングを見計ったように官邸に乗り込んだ小池都知事。休戦協定を結んで都知事選への布石を打った。そして小池都知事は暗闘を続けてきた菅官房長官への恨みを晴らそうと動き出す。/文・赤坂太郎 今井を通じて安倍と通じる「危機管理の要諦は最初に大きく構えて、そこから状況が良くなると逆に緩和していく。様子を見てから広げるのではなく、最初に広げて段々縮めていく」 4月10日。東京都知事の小池百合子は新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向け、5月6日まで休業

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【東京都の新型コロナウイルス対策】小池百合子都知事「すべての疑問に答えます」

【東京都の新型コロナウイルス対策】小池百合子都知事「すべての疑問に答えます」

新型コロナウイルスの感染拡大、東京五輪の延期……我々は未知の脅威に対峙しています。来年の五輪に向けて、開催都市である東京がウイルスに打ち勝つ姿勢を必ず見せなければならない。これからお話しすることは、私の都知事としての決意です。/文・小池百合子 2つのヴィクトリーまずは東京五輪・パラリンピックの話からいたしましょう。 3月24日夜、総理公邸で行われた安倍晋三総理とトーマス・バッハIOC会長の緊急電話会談で「遅くとも来年夏までの開催」という方針が正式に決定となりました。大会中

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