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トランクの中|髙樹のぶ子

トランクの中|髙樹のぶ子

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、髙樹のぶ子さん(作家)です。 トランクの中あと数年で、父が死んで50年になる。 父が旅立つ夜、葉書を書いていたが、宛名は白紙だった。いつもの金釘文字が少し乱れていた。死の数時間前なのは確か。 思い返すとき、娘は良い記憶ばかりを収集する一方で、思い出したくない事を、暗いトランクに詰め込む。このトランクを開ければ、とんでもないものが噴出しそうなので、そっと鍵をかけたままにしている。 このトランクの中では、戦争や特攻隊の生

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印象的な父の姿|小島よしお

印象的な父の姿|小島よしお

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、小島よしお(お笑いタレント)です。 印象的な父の姿久しぶりに実家に帰って当時の父の選挙ポスターを見て驚いた。 父はまだ35歳だった。今の自分の5つも下。ポスターの父の満面の笑み。 そういえば、思い出す父の顔はいつも笑っている気がする。 父は国会議員選挙に計6回立候補しているが全て落選している。言葉にするとあっけないけど毎回相当な労力があったと思う。母が僕を里帰り出産(久米島)したのも選挙運動が忙しい影響だ。ストレスか

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