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文藝春秋digital

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「月あたり450円から」の「文藝春秋 電子… もっと読む
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#はな

文藝春秋digital読者の皆さまへ、編集長より最後のお願い【「文藝春秋 電子版」1年無料プランのご案内】

5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまいます

クイズ私は誰でしょう(はな)

【ヒント】 仏像、茶道、パンダ……10代から活躍を続ける多才なこの人は?横浜中華街のど真ん中にあった祖父母の家で小学校までを過ごした。母方の祖父は中国人で、中華街で中華料理店を経営していた。 「母は外で働いたことが1度もない専業主婦で、私に将来、仕事を持たせたかった。それにはまず英語と、私は2歳からインターナショナルスクールへ行きました」 学校では日本語禁止という環境の中で、物心ついた時には日英のバイリンガルに。中学からはフランス語も学び、短期留学も数回経験した。

私の応援団長|はな

著名人が母親との思い出を回顧します。今回の語り手は、はなさん(タレント・モデル)です。 私の応援団長5人姉妹の4番目に産まれた母。父親が中国人、母親が日本人のハーフで、子供の頃は「中華街の美人5人姉妹」と呼ばれていたそう。娘の私から見ても、おばも母もみんな美人でスタイル抜群。今年74歳になる母は週3回、近所のバレエ教室に通っています。トウシューズを履いてクルクルと回っている動画を見せてくれたり、実家に帰ると180度の開脚スタイルで迎えてくれる母は、いくつになっても元気で陽気

筋肉は買えない|はな

文・はな(タレント・モデル) 子供の頃は、100円を片手に駄菓子屋に駆け込めば、買いたいものが全て手に入りました。すもも、ソースいか、あんず、スーパーボール。シルバー色にキラキラ輝く、100円玉。紙幣に描かれた聖徳太子よりも、伊藤博文よりも、誰よりも強い光を放ちながら、私が駄菓子屋を彷徨い続ける間、ギュッと握り締められていました。買い物が終わると、私の手の平はかすかに100円玉から移った金属の匂いが残り、当時は消毒せずにそのままお菓子を頬張っていたものです。100円玉に刻ま