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#文藝春秋2020年8月号

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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世界経済の革命児 ジャック・ドーシー(ツイッター共同創業者CEO)|大西康之

ジャーナリストの大西康之さんが、世界で活躍する“破格の経営者たち”を描く人物評伝シリーズ。今月紹介するのは、ジャック・ドーシー(Jack Patrick Dorsey、ツイッター共同創業者CEO)です。 ジャック・ドーシー トランプをやり込めるパンクな喧嘩屋秋の大統領選で再選を目指すドナルド・トランプが、目下、最も目の敵にしている経営者と言えば、この男。ツイッターの創業者で現CEO(最高経営責任者)のジャック・ドーシーだ。 新聞、テレビといった既存メディアを「フェイク・

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飯間浩明の日本語探偵 【ひ】「誹謗」なき「批判」 識者さんお手本見せて

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【ひ】「誹謗」なき「批判」 識者さんお手本見せて5月下旬に女子プロレスラーの木村花さんが亡くなったことは、ネット社会に衝撃を与えました。いわゆる恋愛リアリティー番組に出演中の言動について、彼女がネット上で強烈な誹謗中傷にあっていたと報じられたからです。 ことばが人を殺したのかもしれない。ことばを専門とする人間として強い無力感にとらわれていた時、オンラインメディアの記者から「今回の件をどう思いま

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数字の科学 世界一黒い物質の光の吸収率

サイエンスライターの佐藤健太郎氏が世の中に存在する様々な「数字」のヒミツを分析します。 世界一黒い物質の光の吸収率=99.995%カーボンナノチューブ(CNT)という物質がある。炭素原子が細いチューブ状に長く連結したもので、極めて強靱な繊維となる他、チューブの巻き方によって優れた導電体にも、半導体にもなりうる。このため発見者の飯島澄男博士は、長らくノーベル賞の有力候補に挙げられているほどだ。 だがCNTは、性質の揃ったものを大量に作ることが難しく、思うように応用展開が進ん

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スターは楽し ジャック・レモン|芝山幹郎

ジャック・レモン AF Archive/Mary Evans Picture Library/共同通信イメージズ 上質のハム『お熱いのがお好き』(1959)、『アパートの鍵貸します』(1960)、『あなただけ今晩は』(1963)……。 私が小学校や中学校に通っていたころ、ジャック・レモンが主演したビリー・ワイルダーの映画は圧倒的に人気があった。子供の私は封切で見なかったが、年長のおじさんやおばさんたちは、口をそろえてこの連作を褒めちぎっていた。 ふうん、そんなに面白

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船橋洋一の新世界地政学 チャイナ・リテラシー

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 新型コロナウイルス後の世界で起こるバランス・オブ・パワーの変化の一つがベトナムの台頭であるかもしれない。 ベトナムはコロナ対応において世界でもっとも成功した国の一つである。4月16日以降の新規感染者は、外国から入国し隔離されていた者のみ。感染者数は334人、死亡者数0人(6月15日時点)。航空会社の国内路線は全路線がコロナ禍前と同じ通常運航に復旧している。国際路線に関しても、グ

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スヰートポーヅ、ありがとう|久住昌之

文・久住昌之(漫画家・音楽家) ボクが初めて「スヰートポーヅ」の餃子定食を食べたのは、1977年、19歳の時だ。神保町の美学校で、赤瀬川原平さんの教室に通っていた。昼間の実技と夜の講義の間に、1時間休憩があり、その間、受講生は好きに夕食を食べに出る。 高校を卒業して初めて、知らない街で、ひとり飯。右も左も分からない。ところが神保町には、安くておいしい飲食店がたくさんあった。ラーメン、カレー、定食。みな個人店。勇気を出して入ったら、同じように一人で食べている人がたくさんいる

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帰るとこがない|伊藤比呂美

文・伊藤比呂美(詩人) 早稲田大学で300人規模の大教室を2つ、40〜50人の演習を2つ教えている。3年契約なので2年やってヤレヤレあと1年と思っていたら、今期中はオンラインになった。それであたふたしているが、結論から言おう。ものすごくおもしろいのである。 私はZoomのリアルタイムでやっている。小規模教室では、顔も見え、発言もできるミーティングという機能を使うが、大教室では、視聴者の姿は見えないウェビナーという機能を使う。チャットやQ&Aを使うと学生は信じられない早さで

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もうこのへんで|円城塔

文・円城塔(作家) 家にFAXというものがない。十何年前、物書きになろうと決めたとき、家にFAXだけは入れないと誓った。 物書きは、文字のやりとりをして暮らしている。当惑されることもたまにあったが、「なんでもいいので画像データで送って下さい」と言い続けて今に至る。さすがにこの頃、FAXはないんですか、と驚かれることはなくなった。 もっとも、取材の電話がかかってくることはいまだにあるし、原稿の依頼状が封書で届くこともないではない。全部電子メールにして欲しい。電話ははなから

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うちで作ろう|海野つなみ

文・海野つなみ(漫画家) 4月の半ば、新型コロナで在宅勤務になった独身の男友達に「生活どう?」と尋ねたところ、「毎日ゆっくり寝られて体調バッチリ」との返事。通勤や無駄な会議のストレスがなくなり、自炊や掃除をするようになったそうだ。 ネットでも「在宅勤務ができないので通勤しているが、電車に座れるし混雑もないので快適、このまま続いてほしい」という声が聞かれた。 その後、緊急事態宣言も解除され、また在宅勤務から通勤に戻った会社も多いようだが、上司にとっては「テレワークで部下が

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わさおよ|工藤健

文・工藤健(わさおプロジェクト代表) 日本海を望む小さな丘にひとり立つ。足元に小さく咲いたハマナスが悲しく思えるのは、先頃、死というものに接したせいだろう。 ここは町境の海辺に建つ、焼きイカを売る店の裏手。すぐそばには、大きな三角屋根の犬小屋がある。そこの主は牡の犬で、私にとっては長く行動を共にした仲間であった。 犬の名は、わさお。 白くてわさわさした毛並みに愛嬌のある顔立ちを持ち、全国的な人気者となった、あのわさおだ。 ちょうど12年前の今頃、私はこの同じ場所で初

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大人の自由|宇賀なつみ

文・宇賀なつみ(フリーアナウンサー) 梅雨入り前のある日「文藝春秋」編集部からメッセージが届いた。「是非エッセイをお寄せいただけないでしょうか」どうして私なのだろう? 何かの間違いかイタズラかとも思ったが、その後のやりとりで、どうやら本物らしいとわかった時は、嬉しかった。 小学生の頃は、放送委員で新聞係だった。家族旅行をすれば、父親が手に持つホームビデオのカメラに向かって観光地のリポートをしたり、「なっちゃん新聞」を不定期に作成し、リビングの壁に貼っていた。卒業文集に書い

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嘘つき文化|藤原正彦「古風堂々」

文・藤原正彦(作家・数学者) ある中国人は「私は家でも学校でも、嘘をつくなと言われたことがない。嘘をついて怒られたこともない」と言った。「嘘つきは泥棒の始まり」と親から言われる日本人とは大分違う。別の中国人は、「子供の頃から、外出する時には親に『騙されないようにね』とよく声をかけられた」と言った。清末の中国で50年余り布教活動をした米国人宣教師アーサー・スミスは、「中国人には嘘が多いため相互不信が蔓延していて揉め事が多い」と書いた。中国をよく知る人はしばしば「嘘と騙しは中国

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コロナ禍でも増収増益! ニトリ絶好調の秘密を似鳥会長が語る

news zeroメインキャスターの有働さんが“時代を作った人たち”の本音に迫る対談企画「有働由美子のマイフェアパーソン」。今回のゲストはニトリHD会長の似鳥昭雄さん。コロナ禍でも業績絶好調の秘密から夫婦喧嘩の裏側まで〝舌〟好調で語りつくした! コロナの逆風でも2割の増益有働 ニトリの3〜5月の連結決算は2割の増益で、コロナの逆風をものともせず絶好調ですね。1987年からずっと増収増益で成長を続け、この4月も34期連続となる増収増益を目指すと発表されました。会長は、どんなス

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