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英エコノミスト誌記者「イラン幽囚記」(2)

2019年7月、ニコラス・ペルハムは、記者としては珍しくイランへの入国ビザを取得することに成功した。ところが出張を終え帰国しようとしていた当日、当局に拘束された。本稿は、拘束時の貴重な記録である。第2回ではアパートからテヘラン北部のシムルグ・ホテルへと舞台は移り、自分がいつ捕まってもおかしくないと知りながら日常的な生活をするという奇妙な経験が始まった。/文・ニコラス・ペルハム(英エコノミスト誌中東特派員) ※(1)を読む。 ペルハム氏 妻へのメッセージ 私の拘束者らが一

英エコノミスト誌記者「イラン幽囚記」

2019年7月、ニコラス・ペルハムは、記者としては珍しくイランへの入国ビザを取得することに成功した。ところが出張を終え帰国しようとしていた当日、当局に拘束された。本稿は、拘束時の貴重な記録である。ニコラス・ペルハムは、英エコノミスト誌の中東特派員で、『神聖なる地――新イスラム主義』などの著書もある。/文・ニコラス・ペルハム(英エコノミスト誌中東特派員) 訳:近藤奈香 ペルハム氏 48時間の拘束を告げられた彼等が現れた時、私はホテルの会計をしている最中だった。7人組の集団は