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#中島岳史

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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中島岳志さんの「今月の必読書」……「生命の谺 川端康成と『特攻』」多胡吉郎

戦争体験から読み解く川端文学の核心川端康成の文学では、世界の美しさの中に、冷たい死の影が顔をのぞかせる。川端自身、幼いころから親族を相次いで亡くす経験を持った。川端の人生と死は密着している。 そんな川端が、戦争末期に鹿児島の鹿屋特攻基地に派遣され、海軍報道班員として約1か月間、特攻隊として命を散らす若者とともに生活したことは、あまり知られていない。これまでの研究でも、この点に深く切り込むものは限定されており、彼の「特攻」体験は軽視されてきた。 しかし、著者は綿密な調査と大

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中島岳志さんの「今月の必読書」…『植物忌』

人間の言葉と植物のコトバコロナ危機が始まり、毎日マスクをするようになった。ウイルスは飛沫によって感染するという。だから、私たちは口と鼻を覆わなければならない。自分が感染しないように。人に感染させないように。 マスクをして気づいたのは、私たちが思いのほか多くの飛沫を交換して生きてきたということだ。私たちは呼吸し、会話する。私の体内にあった空気は、息となって放出され、他者の体内に取り込まれる。この「他者」は人間に限らない。動物の体内にも入り込み、植物にも吸引される。私たちは、呼

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